“右寄り”すぎる・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


 ■“右寄り”すぎる「全員野球内閣」

  投げるボールも危険球

  公開日:2018/10/05


  2日に発足した第4次安倍改造内閣。 

野党だけでなく、自民党内からも 

「在庫一掃の閉店セール内閣」と揶揄

する声が上がる。 

安倍首相は 「全員野球内閣で政策を進め

ていく」 とか言っているが、ポジション

がライト ばかりで試合になるのか。 

メンバーの思想が“右”に偏りすぎ なのだ。 

極端な右寄り布陣は、往年の 「王シフト」

さえ彷彿させる。 


 ■19人中14人が日本会議  


 就任会見で早速やらかしたのが、柴山昌彦

文科相だ。 

教育勅語について、「現代風に解釈され、

あるいはアレンジ した形で、道徳などに

使うことができる 分野というのは十分に

ある。普遍性を もっている部分がみてと

れる」と話した。


  言うまでもないことだが、戦前・戦中 の

教育規範とされた教育勅語は、 戦後に国会で

失効が決議されている。 

柴山の発言は、文科行政をつかさどる 閣僚と

して、あり得ない見解だ。


  「柴山さんは安倍総理が幹事長だった 04年

に自民党初の公募に合格して、 埼玉8区の衆院

補選に出馬した。バリ バリの“安倍チルドレン”

です。これまで 文科行政と無縁だったのに、

文科大臣に抜擢されたのは総理の肝いりで、 

教育現場への政治の介入がますます 進みそうです」

(自民党中堅議員)


  党内でも「筋金入りの右翼」と評されている

桜田義孝五輪担当相は、14年に文科副大臣を

務めていた当時、 河野談話の見直しを求める

会合に出席。 

「私は事実を捏造することを非常に嫌う人間だ。

皆さんと気持ちは同じで、考え 方も同じ。最善

を尽くして応援する」と 発言し、菅官房長官から

電話で注意を 受けた。 

しかし、まったく懲りていない。 

16年1月の党会合でも、慰安婦について 

「職業としての娼婦だ。ビジネスであって、これを

犠牲者とするような宣伝工作に 惑わされすぎている」

と話し、 直前に結ばれた慰安婦をめぐる日韓合意 

の内容と整合しないとして、与党内から も批判が

噴出。 

発言の撤回に追い込まれた。  原田義昭環境相も 

「南京大虐殺はなかった」と主張してきたひとりだ。 

15年に南京大虐殺の関連資料がユネスコの世界

記憶遺産に登録されると、自民党の 

「国際情報検討委員会」の委員長を務めていた原田

が 「客観的な歴史事象に照らされたものでは ない」

と噛みついた。 

「南京大虐殺や慰安婦の存在自体を、我が国はいま

や否定しようとしている」と いうのだ。


  唯一の女性閣僚で注目を集める片山さつき地方

創生相も、 慰安婦少女像の撤去を主張。 

さらには、韓国への修学旅行が 

「国益に反する洗脳教育が行われる危険が ある」

「背後に国内の『反日組織』が関与している疑い

もある」とネトウヨ脳全開のケチを つけていた。


  片山は自民党憲法改正草案の起草委員も務めた

が、12年に 

「国民が権利は天から付与される、義務は 果たさ

なくていいと思ってしまうような天賦 人権論を

とるのはやめよう、というのが私達 の基本的考え

方です」とツイッターに投稿して、 炎上。 

人間は生まれながらに自由かつ平等で幸福を追求

する権利をもつという「天賦人権説」を真っ向

から否定したのだから、物議を醸すの は当然だ。


  「閣僚19人のうち、14人が『日本会議国会 

議員懇談会』に所属している非常に偏った 内閣

です。

トップの安倍首相が戦前回帰の極右思想に侵され

ているから、こういうお仲間 が集まってくる。

とんでもないタカ派内閣で憲法改正をゴリ押し

しようという意図が見えます」 

(政治評論家・本澤二郎氏)


  そんな内閣では、投げるボールは “ナイカク、

タカめ”の危険球といったところか。 

早いとこ「トウシュ交代」すべきなのは間違い 

ない。 


 【転載終了】 

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  私が書いたように、この記事も試合になら 

ないと書いてますね。


  最後の任期なので、怖いものなしなのか? 

ここまで偏ったバランス感覚が欠如した政権 

は憲政史上初めてでしょうね。 


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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