沖縄の「自公必勝パターン」粉砕が全国の地方選に波及か!?
永田町の裏を読む
【転載開始】
■沖縄の「自公必勝パターン」粉砕が
全国の地方選に波及か
公開日:2018/10/18
ローカルな話題で恐縮ながら、私の居住
する房総半島・鴨川市の隣の君津市で
14日に市長選挙が行われ、連合千葉の
推薦を受けた市民派の石井宏子前県議が
勝利した。
当日有権者数7万2292人、投票率
50%余りというこの小さな選挙が注目
されるのは、
第1に、この君津市を 中心に富津市、
木更津市は、かつての「ハマコー王国」
の中心地で 東京湾岸の埋め立てや、
それに伴う漁業権の調整、アクアライン
の建設などを取り仕切った故・浜田幸一
が作り上げたガチンガチンの保守地盤で
あること。
第2に、これまで3期を務めて今回引退
した鈴木洋邦前市長は、祖父が町長、父が
市長という申し分のない地元名門で、
その後継として地盤をそっくり引き継いだ
保守系無所属の渡辺吉郎元県議会事務局長
は断然有利とみられていた。
そして第3に、渡辺は鈴木から「自公推薦」
による選挙態勢も受け継いでいた。
が、蓋を開ければ渡辺の1万4736票に
対し、1万6084票を得て県下54市町村
で現職唯一の女性首長の誕生となったのである。
14日にはもう一つ、沖縄県の豊見城市でも
市長選があり、「オール沖縄」の山川仁 前市議
が20年続いた保守市政を転覆した。
私の直感は、沖縄県知事選で玉城デニー を
支えた「オール沖縄」が自公一体の選挙 協力態勢
を打ち砕いたことが、全国の地方 選、ひいては
来夏の参院選にまでボディー ブローのように効い
ていくというものである。
本欄でも触れたように、自公ともに全国総動員の
ように運動員を沖縄に投入して総力戦を挑んだに
もかかわらず、肝心の地元で特に創価学会員の
造反が激しく、 デニーの街頭演説で学会三色旗
を打ち 振って応援する学会員の姿が何度もテレビ
に映し出された。
これが刺激となって、安保法制の強行採決への
不満から始まった学会底辺部の発熱状態が、
あちらこちらで発火現象を引き起こすことが
予感される。
つまり、安倍晋三首相が先の公明党大会で
「山口那津男代表は私にとっての必勝の パートナー」
とお世辞たっぷりに持ち上げてみせたその
「自公必勝パターン」が、明らかに沖縄から崩れ
始めたのである。
そういう観点から、21日投開票の那覇市長選
でのオール沖縄の現職=城間幹子と自公などが推す
翁長政俊前県議の対決、28日の新潟市長選での
共産、社民、自由、 立憲民主、国民民主の
「オール野党」が支持する小柳聡の戦いぶりに
目を向けていきたい。
【転載終了】
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安倍首相の危機感からか、改憲に向けて
走りだしました。
焦って改憲に突っ走れば、益々、学会の
反発が大きくなり、公明党幹部も慎重になら
ざるを得ないでしょう。
下手をすれば、山口代表の辞任にも繋がり
かねませんね。
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