自動車と為替条項で脅され・・・「日米貿易戦争」は早くも白旗!?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自動車と為替条項で脅され・・・
「日米貿易戦争」は早くも白旗
公開日:2018/10/18
トランプ大統領から仕掛けられた
「日米貿易戦争」――。
早くも安倍政権が「白旗」を揚げてしまった。
年明けにスタートする「日米交渉」について、
担当の茂木敏充経済再生担当相が、
毎日新聞(15日付)のインタビューで
<TPPの水準を超える譲歩>を口にして
いるのだ。
9月末に行われた日米首脳会談。
共同声明には
<農林水産品については、TPPに代表される
過去の協定で約束した市場アクセスの譲許内容
が最大限> と記載され、安倍政権も、過去最大
の譲歩であるTPP以上の条件は認めないとして
いた。
ところが、茂木は
「最大限ということは全体としての話」などと
平然と語っているのだ。
毎日新聞も <日米交渉一部TPP超え譲歩も>
と見出しを打っている。
あれほど「TPP以上の譲歩はしない」と強調
していたのに、日本国民をだまし討ちにした形だ。
もし、TPP以上の市場開放を承諾したら、
日本の農業は壊滅的な打撃を受ける。
安倍政権が「白旗」を揚げたのは
「自動車への追加関税」と「為替条項」という
2つで脅されたからだ。
実際、トランプが訴えるように「自動車」に25%
の関税をかけられたら、日本の自動車産業は2兆円
のコスト増となり、日米FTAに「為替条項」が盛り
込まれ、為替が現在の1ドル=112円台から購買力
平価である1ドル=99円まで「円高」 が進んだら、
日本企業は2兆円以上の利益が 吹き飛ぶ。
外交評論家の天木直人氏が言う。
「そもそもトランプ大統領がTPPから離脱した
のは、TPPでは満足せず、それ以上のモノを求め
たからです。日本にTPP以上の譲歩を求めるのは、
目に見えていました。アメリカは 日本の急所が“自動車”
と“為替”だと見抜いています。事あるごとに、この2つ
で脅してくる でしょう。本番は11月の中間選挙が
終わった後です。もし、負けたら、2年後の大統領選で
勝利するためには成果を上げる必要があり、日本に
無理難題を押しつけてくるでしょう。 日本が“自動車”と
“為替”を守るためにやれることは、農業を犠牲にする
ことと兵器を大量に買うことくらいです。それでも足り
なかったら、 トランプ大統領は“円高”にするよう迫って
くる はずです」
どこが「外交の安倍」なのか。
【転載終了】
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田中栄氏の国際ニュース解説でも、
米中新冷戦は米国の同盟国まで痛める
と言っています。
16日に安倍夫妻が欧州外遊に出発
しましたが、今度はなにを約束してくるのやら・・・
他のサイトでは、またバカップルが外遊かとか、
さらには、この人たちにとっては、本当の外遊だな
とまで揶揄されています。
ここまで言われる総理夫妻も珍しいですね。
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