官房長官「消費増税に向けて一層の賃上げを」・・・
NHK NEWS WEB
【転載開始】
■官房長官「消費増税に向けて一層の賃上げを」
2018年10月19日
消費税率の10%への引き上げまで
1年を切る中、菅官房長官は19日朝、
都内のホテルで開かれた経団連の
中西会長らとの懇談会に出席し、
引き上げに伴う消費の冷え込みなど
を抑えるため一層の賃上げに協力を
求めました。
この中で、菅官房長官は
「皆さんの企業収益は過去最高で、
ことしの春闘では多くの企業で5年
連続賃上げを行っていただいた。
経団連の調査でも4分の3以上の
企業が年収ベースで3%以上の
賃上げを実現したという報告を受け
ている」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は
「来年の消費税率の引き上げを踏まえて、
皆さんには一層の努力を期待したい。
これからの3年でデフレを脱却し、経済の
好循環を確かなものにしたい」と述べ、
来年10月の消費税率の10%への引き上げ
に伴う消費の冷え込みなどを抑えるため
一層の賃上げに協力を求め ました。
■「経済界に期待 正直に言った」
菅官房長官は閣議のあとの記者会見 で、
「消費税の引き上げを見据えつつ経済界
に期待をしたいということを正直に言った」
と述べました。
また、記者団が
「去年、安倍総理大臣は3%と具体的な数字
をあげて賃上げを要請したが、数字を掲げる
のか」と質問したのに対し、 菅官房長官は
「現時点では調整していない。総理と話し
ておらず、わからない」と述べました。
■経団連会長「消費縮小は避けたい」
経団連の中西会長は懇談会のあと記者団
に対し、
「私は以前から、日本の賃金はずいぶん低く
抑えられ続けてきたと思っている。 来年、
消費税率を引き上げる中で消費 がぐっと
縮むようなことは避けたいというのは経済界
も同じ思いだ」と述べ、 賃上げに前向きな
姿勢を示しました。
そのうえで、来年の春闘にどう臨むかに
ついては「これからよく相談する」と述べ、
経団連としての対応は今後、検討するとしま
した。
■経済再生相「来年の春闘が重要」
茂木経済再生担当大臣は閣議のあとの
記者会見で、
「企業収益の拡大が賃上げや設備投資に
つながり、所得と生産が拡大し、消費 も
伸びるという好循環を作り出すことが
極めて重要だ。消費税率の引き上げは
来年10月なので、その前にもう一段の
賃上げを行うため、来年の春闘が非常
に重要なタイミングになってくる」と
述べ ました。
【転載終了】
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相変わらずの癒着ぶりですね。
経団連は、二人の安倍政権に近い
人物を経団連会長として選出してきて
いますが、結局お友達人事です。
だから大手は要望に応えられるで
しょうが、99%の中小零細が問題
なのです。
1パーセントの大手の賃上げでも
消費が上向くはずがありません。
大手が3%の賃上げをしてきました が、
それでも消費が低下したのは既に実証済み
です。
政権の実績(増税の正当性)を誇示する
目的だけです。
幼児のウソみたいなことで誤魔化そうとす
るこの政権のレベルの低さが問題ですね。
国民からは、
「そもそも増税をするべきではない」
「増税は止めるべき」というような声
が多く、増税を好意的に受け止めて
いる意見はほぼ無いようです。
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