統一会派結成で野党の逆襲が始まる・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■地方選の善戦が後押し
統一会派結成で野党の逆襲が始まる
公開日:2018/10/20
臨時国会を前に、野党の統一 会派を
模索する動きが出始めた。
野党がバラバラでは、したたかな安倍政権
を追い込むなんて無理なのだ。
野党共闘で連勝している地方選挙での善戦が、
統一会派の結成を後押ししている。
先月30日の沖縄県知事選で、
自公が推した候補に快勝して、
「オール沖縄」の玉城デニー知事 が誕生。
その後も、野党系の候補が相次いで首長選を
制している。
14日に行われた沖縄・豊見城市長選でも、
「オール沖縄」の候補が勝利。
20年続いた保守市政を打ち破った。
同じ日の千葉・君津市長選では、連合千葉の
推薦を受けた市民派の候補が勝った。
この結果に、自民党内には激震が走ったという。
「豊見城も君津もガチガチの保守地盤で、
負けるはずのない選挙 だった。それだけ
安倍政権が嫌われているということなのか
と震撼しま した。沖縄県知事選を機に、
フェーズ が変わった感じがします。21日
投開票の那覇市長選も敗北が確実 だし、
28日投開票の新潟市長選は、当初の見立て
では勝てると考えられていましたが、公明党
が自主投票を決めたこともあって厳しくなり
ました」 (自民党関係者)
こうした地方の動きに同調するように、
中央政界でも野党共闘の機運が高まってきた。
16日夜、立憲民主、国民民主、 共産、
自由、社民5党と衆院会派「無所属の会」
のトップが一堂に会した。
会食の名目は、7月に頚椎症性脊髄症の
手術をした共産党の志位和夫委員長の
「快気祝い」 だったが、各党の党首だけ
でなく、 幹事長らも同席したのは、実務的
な相談をするためだ。
24日に召集される臨時国会での 連携や、
来夏の参院選で1人区の 候補者を一本化
することなどを確認し合ったという。
国民民主の玉木雄一郎代表は “連携”より
踏み込んだ発言もしている。
社民党や自由党に対して国会で統一会派を
組むことを打診したと17日の会見で明か
した。
立憲民主と無所属の会にも同様の打診を
しているという。
「統一会派の結成は第一歩で、野党が
しっかり固まる必要がある。 敵は自民党
のはずなのに、どこが第1党かなど野党内
で主導権争いをしている場合ではありません。
立憲民主は他の野党との連携で支持率が下が
ることを気にしているようですが、野党が
共闘し、与党 候補との一騎打ちになれば、
選挙 に勝てる。これは小沢一郎氏がさんざん
言ってきたことです。地方 の選挙を見ても、
政党支持率とは関係なく、与党との対抗軸を
しっかり 打ち出して有権者に選択肢を示す
ことができるかどうかなのです。 国民民主
のような若い政党も、老獪な小沢氏と組む
ことで、政権担当能力のある政党に脱皮する
ことが可能になるのではないで しょうか」
(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
■「オリーブの木」が実を結ぶか
統一会派結成は遅すぎるくらいで、
野党共闘の枠組みをつくることは急務だ。
立憲民主が渋るなら、他の野党でまとまって
しまえばいい。
大きな塊ができれば、小沢氏の 出番だ。
共産党とも話ができるし、難しい選挙区調整
も剛腕でまとめ上げる。
それでも立憲民主は独自路線を貫く のか。
小沢氏が提唱する「オリーブの木」構想で
野党がまとまり、参院選を戦う方法もある。
オリーブの木が実を結べば、改選過半数は
夢ではない。
衆参のねじれが起きれば、
再度の政権交代も現実味を帯びて くる。
【転載終了】
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野党第一党の立憲民政党が中心になって
進めないといけないですね。
国民民主党は、小池氏がいたら、
野党統一は難しかったかもしれま
せんね?
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