「月9」も苦戦の連続・・・
芸能界クロスロード
【転載開始】
■「月9」も苦戦の連続・・・巻き返しに必死な
フジテレビは空回りしているようにしか見えない
公開日:2023/12/21
フジテレビ(C)日刊ゲンダイ
「やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃ
ない」のキャッチフレーズでスタートした
フジテレビ秋の大改編。
やっぱり、低迷脱却の兆しは見えなかった。
他局との差は広がり、後ろからはテレビ東京が
迫る。
改めて新聞のラテ欄を見ると、フジの現状を
予測していたかのように見える。
ラテ欄は左から数字の少ない順に並ぶ。
“1”のNHKに“4”の日本テレビ、“6”(TBS)と
続き、以前だったら次は“8”のフジだった。
03年、テレ朝が“10”チャンネルから“5”へ、
テレ東が“12”から“7”に変更。
おかげでフジは一番右端に追いやられた。
新聞記事は縦書きで右から読むが、
横書きのラテ欄は左から読むのが習性。
右端に番組表が載るフジは見落としやすくなる。
ラテ欄にまで見放されたようだが、
テレビ史を振り返ればフジには語り継がれる
黄金期があった。
1980~90年代にかけて、フジは人気番組が
目白押しだった。
早朝の「めざましテレビ」に始まり昼はタモリ
の「笑っていいとも!」から小堺一機の
「ライオンのいただきます」。
バラエティーも充実していた。
「THE MANZAI」「オレたちひょうきん族」
「ドリフ大爆笑」は「軽チャー路線」とも言わ
れ人気を誇った。
トレンディードラマブームの礎になった
“月9”。
田村正和の「古畑任三郎」シリーズ。
他にも既成のスポーツニュースからプロ野球
に特出した「プロ野球ニュース」。
「料理の鉄人」もあった。
料理人を競わせる斬新なアイデアは料理
ブームのはしりだった。
正月恒例の「新春かくし芸大会」はお節番組
として欠かせなかったが、今や「箱根駅伝」や
「相棒」にその座を奪われている。
女子アナブームをつくったのもフジだった。
90~00年代にかけて小島奈津子、菊間千乃から
高島彩、加藤綾子へと受けつながれた美人で
セクシーな女子アナはアイドルも顔負けの人気
だった。
週刊誌も女子アナスキャンダルは鉄板ネタ
だった。
バブル景気にも似ていたフジの勢いを止めた
のが他局。
日テレが氏家斉一郎社長の時代、
「やりたいこと全部やれ」と号令。
フジに追いつけ追い越せを目指した。
今やフジのお株を奪う人気番組をつくり上げた。
■“月9”に幕を下ろす時期が来ている
巻き返しに必死なフジだが、空回りしている
ようにしか見えない。そろそろ考え直すことも
必要。
フジの象徴だった“月9”も毎回、旬の俳優を
起用してあの手この手でドラマを提供している
が、苦戦続き。
18日に終了した「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ
~」も二宮和也・大沢たかお・中谷美紀の主役
クラス3人の共演も初回こそ7.8%だったが、
4%までダウン。
「期待外れ」の典型的な落ち方だった。
視聴者はキャスティングだけでドラマを見ない。
要は内容だ。
両方が伴って初めて高視聴率につながる。
TBSの「VIVANT」がいい見本になった。
年明けは永野芽郁が初めて“月9”の主演を務め
る「君が心をくれたから」がスタートする。
若手女優の中でも演技力、人気ともトップ
クラスの実力者。
相手役も実力俳優の山田裕貴。“月9”再興に向け
てベスト布陣で臨む。
どんな数字を出すか関心も高いが、結果はどう
あれ、“月9”に幕を下ろす時期が来ている。
月曜9時ドラマ枠を撤退すれば、スタッフも
“月9”の重圧から解放され、のびのびと新しい
番組をつくれる。
仕事する環境を楽しくするほうが先決か。
【転載終了】
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フジだけではないですね。
業界全体がつまらないです。
前にも書きましたが、今は中国時代劇が
面白いです。
個人的には、お笑いやユーチューバー
を多用しだしてからテレビがつまらなく
なって来たかなと感じています。
出演者だけで楽しんでいる印象が強い
ですね。
毎日の会話が、
「なんか面白そうな番組ある?」
「ないね。」
「ニュース観る」
です。
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