「70歳まで働く社会」の悲惨な風景・・・!?

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


■年金カット、低賃金・・・ 

 「70歳まで働く社会」の悲惨な風景 

 公開日:2018/10/25  


 安倍首相は3選を決めた直後の 

10月5日、首相官邸で開催された 

未来投資会議でこう語った。 


  「生涯現役社会の実現に向けて、 

意欲ある高齢者の皆さんに働く場 

を準備するため、65歳以上への 

継続雇用年齢の引き上げに向けた 

検討を開始します」 


 つまり、65歳定年延長どころか 

「70歳まで働かせる社会」をつくる 

「政府方針」を明らかにしたのだ。  


 高齢者の雇用年齢の引き上げは 

始まっている。 

5月末には空調事業の大手ダイキン工業

が、定年を60歳から65歳に引き上げ、

希望すれば70歳まで再雇用する方針を

発表した。 

いよいよ、70歳まで働く雇用政策が

現実化しつつあるのだ。  


 人生100歳時代を迎える中で、より

長く働くことはいいに違いない。 

しかし、70歳まで働かされるということは、

年金の受給開始も70歳からになることが

セットになる。 

政府の狙いがそこにあるのは明ら かだ。 


  70歳まで働く社会はどうなるか―。 


  経済アナリストの森永卓郎氏が言う。 


 「今、70歳定年がある民間企業はほぼ

6分の1で大部分は再雇用、 勤務延長で、

給与は半分から3分の1 に下がります。

今後は人手不足から外国人労働者が導入され、

さらに賃金水準は下がる。しかし、年金支給

が遅くなるため低賃金でも働かざるを得ない。 

そんな社会になるということです」 


 安倍政権になり、人口減少から就業者は増え

たが、急増したのは低賃金で働く高齢者だ。 

では、定年後の高齢者はどんな仕事をしている

のか、再雇用の現場について、大手電機メーカー

幹部がこう言う。 


 「役職定年者はまず人材開発関連の子会社に

移り、そこで再雇用の会社を 紹介されます。

しかし、キャリアを生か せる仕事はほとんど

ありません。中には グループ会社が手掛ける

現場の交通 整理の仕事を斡旋される人も少なく

あり ません」 


 さらに、再雇用されても、現場の社員 は

元管理職に遠慮し、一方、元管理職 は現場に

口出しするなど、部署内の 環境はギクシャク

してくるという。 


  データブック「国際労働比較2018」 

(労働政策研究・研修機構)によると、 

65歳以上の男性労働力率は日本は 31.7%、

米国24.0%、英国14.4%、 ドイツ9.3%

だ。 

すでに日本人は十分働いてきているのだ。


 「65歳を過ぎれば肉体的にもきつい。 それでも

生きていくため、低賃金でも 必死に働かなければ

ならない社会に なるんです」(森永氏) 


 70歳まで働かされる働き方改革で、

 老後の豊かな生活が待っているとは思えない。 


 【転載終了】 

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 前にも書いたことがありますが、 60歳過

ぎると、どこかしこ不具合が 生じます。 


 私も40年間のサラリーマン生活で、 定年を

まじかに迎え、無念の在職死亡した方を身近で

何人も見てきました。 


  これから第二の人生という時に、 心残り

だったと思います。


  失礼ですが、親の介護や家族の病気、 

コンビニ世代と言われる若者が長い人生 の中、

どれだけの方が年金を受給できる のか?心配に

なります。  


 これも何回か書きましたが、子供達には18歳

のころから個人年金をかけています。 


 自己防衛が必要な時代が来ています。 

備えのない人は、老後難民の可能性も・・・ 


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