覇権争い拡大の危うい世界情勢 ・・・

 日本経済一歩先の真相 


 【転載開始】 


 ■覇権争い拡大の危うい世界情勢 

  見えない日本の生き抜き方 

 公開日:2018/10/26 


  世界情勢は非常に怪しい雲行きで 

ある。 

戦後の東西冷戦による長い対立の時代

が1989年、ブッシュ米大統領と

ソ連のゴルバチョフ書記長とのマルタ

会談で、ようやく終焉。 

間もなくソ連が崩壊し、90年代以降 

はグローバル時代が訪れた。 

いわば国境なき時代に、日本のビジネス

も世界中に展開し、世界でモノを作り、

世界に販売した。 

世界はグローバル化による新たな発展を

迎えていたはずだが、ここにきて覇権主義

があらゆる国で台頭している。 


 トランプ米大統領の「アメリカファースト」

が強烈な引き金となったのは間違いないが、

どの国も自国優先の考えに逆戻り。 

いずれ覇権争いが国家対国家の争いに発展し、

次なる世界戦争に陥りかねない状況だ。 


 米中両国の貿易戦争は完全な典型例だし、

中米と米国の間でも国境を巡り、いざこざ

が生じている。 

米国とロシアの間でも、トランプ大統領が

中距離核戦力廃棄条約から離脱する方針を

表明し、冷戦時代に時計の針を戻しかね

ない 危うい状況になっている。 


 中東諸国の覇権争いも、ややこしい。 

イスタンブールのサウジアラビア総領事館

を舞台とするサウジ 記者の暗殺事件を巡り、

その様相 はなおいっそう複雑化してきた。 


 殺されたサウジ記者の考え方は米国寄り

だが、米国はサウジと経済・軍事両面で

戦後70年にわたり、相互依存関係にある。 

最近はともにイラン包囲網を形成し、米国

の立場としてはサウジの 肩を持たざるを

得ない。  


 ただ、米国がサウジをあまりに身びいき

すれば、自国で重大事件を起こされた

親米国のトルコも黙っていない。 

ここ数年、反米姿勢が目立つエルドアン

大統領のメンツを潰せ ば、トルコはイラン

との関係を 深め、ロシアにも接近しかね

ない。  


 そうなれば、漁夫の利を得るイランは

高笑いで、米国とサウジの包囲網も決壊

してしまう。 

しかも、サウジはトルコに中東地域での

覇権の座を奪われる恐れもある。 

いわば国家同士のメンツの争いが覇権争い

のもととなっているわけだが、

トランプ大統領は難しい判断を迫られている。 


 日本は約40年続けた中国への ODAを

終了させる。 

中国も了承済みとはいえ、それに代わる

新たな絆をどう築くのかが、まったく見え

ない。 

一帯一路構想や南・東シナ海への軍事進出

など、世界に覇権を広げる姿勢を隠さない

中国との友好関係が崩れれば、この国も覇権

争いに巻き込まれかねないのだ。 

 25日から訪中する安倍首相は新たな連携

をどう構築するのか。 

猛烈に変わる世界情勢の中、日本が生き抜く

上で非常に重大な問題だ。 

その重責を安倍首相が担えるのかは疑わしい。 


 【転載終了】 

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  トルコは、カショギ氏暗殺の情報を 

掴んでいて、あえてサウジ領事館に行か

せたという情報もあり、逆に、サウジが

嵌められたとの見方も。 


  下手をすると、ムハンマド皇太子は、 

トルコの傀儡になりかねませんね。  


 そうなると、トルコは米国とも有利に 

折衝出来ることになりそうです。 


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