自民裏金疑獄「森元首相包囲網」着々と狭まる・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自民裏金疑獄「森元首相包囲網」着々と
狭まる・・・
西村前経産相・下村元文科相“再聴取”が
意味するもの
公開日:2024/01/12
首相の夢果てる・・・(西村康稔前経産相=左)、
恨み骨髄か・・・(下村博文元文科相)
/(C)日刊ゲンダイ
通常国会が26日に召集される運びとなり、
自民党派閥の政治資金パーティー収入裏金化
事件をめぐる東京地検特捜部の捜査は
いよいよ大詰めだ。
とりわけ安倍派(清和政策研究会)の汚い
カネの流れをどこまで解明できるのか。
政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で
事務方の会計責任者の立件が確実視される中、
西村康稔前経産相や下村博文元文科相ら幹部
が再び任意で事情聴取を受けたという。
オーナー気取りだった森元首相に対する
包囲網がどうやら狭まっているようだ。
◇ ◇ ◇
西村氏と下村氏は、ともに派閥の実務を
取り仕切る事務総長経験者。
販売ノルマを超えたパーティー券収入を
それぞれの議員にキックバックする
裏金スキームを把握していたとみられている。
還流と一部議員による「中抜き」を合わせた
安倍派の裏金は、時効が未成立の2018年から
の5年間で約6億円。
特に西村氏については、会長だった
安倍元首相の意向でキックバック廃止を決定
し、安倍元首相の死去後に撤回した際の
事務総長だった。一昨年のことだ。
「還流廃止と復活のタイミングで事務総長
だった西村氏は、報告や了承などといった
事務方とのやりとりがどうしたって避けられ
ず、共謀の構図をとらえやすい。立件は不可
避でしょう。証拠固めのための再聴取にして
も、下村氏にまでまた聞くのは腑に落ちない。
本人を挙げるというよりは、別の狙いが透け
て見える。裏金スキームが動き出した当時の
清和会会長だった森氏の関与の度合いを調べ
上げるためではないか」(司法関係者)
18年1月以降の事務総長は、
下村氏→松野博一前官房長官→西村氏→
高木毅前国対委員長の順。
キーマンとは言えない下村氏が再び呼ばれた
のは、森元首相との因縁ゆえか。
■小悪も巨悪も眠らせるな
夫婦でセレブ介護施設に入所中(森元首相)
/(C)JMPA
総理総裁への野心をたぎらせる下村氏は
安倍元首相死去後に会長就任をもくろんだが、
シャシャリ出てきた森元首相があの手この手
で阻止。
森元首相に土下座したエピソードを暴露し、
西村氏ら「5人衆」をさんざっぱら持ち上げ、
下村氏を中枢から徹底的にパージした。
「森さんは引退後も億単位のカネを集め、
とかく資金力を誇ってきた。カネに対する
こだわりは強く、会長昇格を狙った塩谷立
座長に『カネはあるのか?』と詰め寄った
ほど。安倍さんの鬼籍入り以降、中ぶらり
んの清和会を事実上取り仕切ってきたのは
森さんです。ポスト岸田の座を狙う西村氏
がこれ見よがしの忠誠心で森さんに逐一
報告していたのは想像に難くない。森さん
から蛇蝎のごとく嫌われ、痛めつけられた
下村さんは事情をよく知る一人なのも間違
いないでしょう」(自民党関係者)
そもそも、安倍元首相が還流廃止を言い
出した意図も判然としない。
特捜部が聴取した安倍派議員に対し、
「キックバックの一部を森元首相に上納し
ていなかったか」と聞いているとの情報も
ある。
東京五輪汚職をめぐり、特捜部の遺恨は
くすぶる。
小悪も巨悪も眠らせないでほしい。
国民の切なる願いだ。
【転載終了】
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下村氏は、疑惑の度に顔を出す人物で
すよね。
そして、今度こそ金銭疑惑の中心人物
を立件してほしいですね。
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