笑えない豊田章男トヨタ会長の“自虐ノーテンキ発言”・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■笑えない豊田章男トヨタ会長の
“自虐ノーテンキ発言”・・・
グループの不正続出にまるで他人事
公開日:2024/01/31
昨30日、緊急会見をしたトヨタ自動車の
豊田章男会長だが・・・(C)共同通信社
「販売してはいけない商品をお客さまに
届けるという絶対にしてはいけないことを
してしまった」──。
トヨタ自動車の豊田章男会長は30日、
名古屋市内で緊急会見。トヨタグループ各社
で相次ぐ不正問題について陳謝した。
グループ内はさながら不正のオンパレード
状態だ。
トヨタの「源流」である豊田自動織機が29日、
フォークリフトや建設機械用のエンジンに続き、
新たに自動車用エンジンでも不正が確認された
と発表。
昨年暮れには子会社のダイハツ工業に
生産終了モデルを含め、64車種174件という
大規模な不正が発覚したばかり。
子会社では2022年3月にも日野自動車で
エンジン認証試験の不正が発覚している。
会見で章男会長は
「私自身が責任者としてグループの変革を
リードする」と強調した一方、09~10年に
アメリカで起こった大規模リコール問題を
引き合いに、こう訴えた。
「グループの中で一番最初に信頼を失った
のはトヨタ自動車であるので、相談相手とし
ては、頼りになる存在になるのでは」
何ともノーテンキな発言である。
相次ぐ不正の要因として、
「現場が上にモノを言えない空気が広がって
いた」と指摘される中、自虐ネタだとしても
笑えない。
■モノ言えぬ空気の「カイゼン」を
巨大グループ傘下のもと、現場の声は届く
のか・・・(豊田自動織機碧南工場に国交省
の立ち入り検査が入った=同30日)
/(C)共同通信社
「巨大グループを率いる立場として、トヨ
タの“ダイハツ部門”や“日野部門”などで生じ
た不正と考えるべきなのに、まるで他人事の
ような言い草は問題です。くしくも、トヨタ
はきのう、グループ全体の販売台数が4年連
続で世界1位になったと発表。『世界一』を
目指すあまり、現場は相当なプレッシャーを
強いられている。ムリな開発日程やリソース
不足は、その象徴でしょう」
(経済ジャーナリスト・井上学氏)
不正の背景に章男会長の責任を挙げる声も
あるという。
「章男氏の社長時代の役員人事は“粛清”と
言われていたほど。周りには恐怖政治に映り
ます。上級・中級の管理職はヘマをしでかせ
ば左遷の憂き目に遭う。開発のプレッシャー
を抱えながら現場に無理を強いて、現場から
問題が上がってきたとしても、章男氏の耳に
余計なことは入れたがらない。現場は管理職
に相談しても相手にされず、やがて何も言え
なくなる。そんな悪循環が不正を生んだ根底
にあるのでしょう」(井上学氏)
トヨタお得意の「カイゼン」はどこへやら。
汚名を返上できるのか。
【転載終了】
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すべての元凶は″JITとカイゼン″ですか
ね。
他社がまねてもトヨタにはなれません。
他社の経営は、トヨタ方式を取り入れ、
社員を苦しめています。
愚かなことです。
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