自民党「木曜定例会合」あちこちで復活・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自民党「木曜定例会合」あちこちで復活・・・
解散を決めたそばから“シン・派閥”化の動き
公開日:2024/02/11
「保守団結の会」で講演する高市早苗
経済安保担当相(C)日刊ゲンダイ
「毎週木曜日昼に集まって弁当を食べる
長年の習慣が突然なくなり、なんだか手持
ち無沙汰です。高木事務総長が選ぶ弁当が
いつもシャレてて、毎週楽しみにしてたん
ですけどね」
裏金事件で派閥解散を決めた安倍派の
若手議員が残念そうに話す。
自民党は、各派閥が毎週木曜日の正午
から派閥事務所などで例会を開き、
所属議員が一緒にランチを食べる習慣が
あった。
同じ時間帯に開催するのは、他派閥と
掛け持ちできないようにするためで、
例会は派閥の結束を確認する場だった。
ところが、多くの派閥が解散して木曜日
の例会が開かれなくなった。
党内の7割が無派閥という状況で、木曜昼
にヒマをもてあます議員が一気に増えた
わけだ。
そんな中で、8日に開かれた会合が注目
を集めている。
自民党の保守系議員が集まる
「保守団結の会」が党本部で会合を開き、
顧問を務める高市経済安保相の講演会を
行ったのだ。
安倍派を中心に約15人が参加し、高市は
「国家観をともにするみなさんと絶好の
タイミングでお話しできることをうれし
く思う」とゴキゲンだった。
今後は2週間に1回のペースで、木曜日
に昼食会合を開くことが決まったという。
「木曜昼の定例会合なんて派閥そのも
のだ。まるで『高市派』じゃないか。9
月の党総裁選に向けて、高市さんが推薦
人を集める足がかりなんだろうけど、
派閥解散で他の例会がなくなった隙を突
いて、味方を囲い込むようなやり方は
感心しませんね」(官邸関係者)
■総裁選に向けた権力闘争
高市氏の周辺だけではない。
笹川博義元環境副大臣や鈴木貴子外務
副大臣ら茂木派の若手議員も8日に会合
を開いた。
茂木派は1月30日に政策集団への移行
を確認して以降、派閥会合を開いていな
い。
この日は茂木派の衆院当選4回以下の若手
14人が集まったという。
安倍派では、福田達夫元総務会長も
「反省の上に新しい集団をつくっていく
ことが大事だ」と言っていて、若手・
中堅30人前後で新グループを結成すると
みられる。
菅前首相側近の坂井学元官房副長官や
石破元幹事長に近い赤沢亮正財務副大臣
らも「無派閥情報交換会」を立ち上げた。
派閥解散を決めたそばから、あちこち
で“派閥化”の動きが始まっている。
派閥解散の表明はいったい何だったのか。
これじゃあ偽装解散ではないか。
「旧来派閥の解散が、派閥再編が進む
きっかけになった。近く、茂木派を離脱
した小渕選対委員長とその取り巻きが“
小渕優子を総理にするための派閥”を立ち
上げるとの情報もある。総裁選が近づく
につれて、派閥再結成の動きが加速し、
“シン・派閥”による権力闘争が表面化し
てくるでしょう」(自民党閣僚経験者)
しょせんは自民党内のコップの中の
争いが構図を変えるだけの話。
政治刷新とはほど遠いし、肝心の裏金
問題が解決に近づくわけでもない。
派閥解散なんて、やはりマヤカシでしか
なかった。
【転載終了】
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昔から、このような党の体質でし
たよね。
今さら感がありますが。
だから、日本国民はお目出度いと
言われるんでしょうね。
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