玉城知事の訴え効果あり・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


■玉城知事の訴え効果あり 

 辺野古阻止は軟弱地盤が足がかり 

 公開日:2018/11/17 

 現地時間15日まで5日間の 

日程で訪米中の玉城デニー 

沖縄県知事は成果を上げたのか。 

同行取材するジャーナリストの 

横田一氏が現地からリポートする。 


  ◇  ◇  ◇  


 県知事選で辺野古新基地移設 

阻止を掲げた玉城デニー知事に 

とって、14日の米国務省の 

副次官補代行との面談は、 

訪米最大のヤマ場だった。  


 しかし、面談が終了して間もなく、 

国務省は「辺野古新基地建設の姿勢

は揺るがない」との声明を発表。 

沖縄の民意を米政府に伝えても、 

「辺野古が唯一の解決策」という 

日本政府と同じ主張を繰り返した 

のだ。  


 ただ、玉城知事の訴えがボディー 

ブローのように効いていく可能性 

はある。 

国務省と国防総省の担当者に、 

新基地予定地の軟弱地盤問題 

(埋め立てをしても“欠陥基地”に 

しかならない恐れがあること)を 

伝え、 

「計画がデッドロック状態になる 

のは間違いない」という警告を 

発していたからだ。 

玉城知事は面談後、こう振り返った。 


 「(軟弱地盤を強化する)地盤改良 

の許可を出すのは私なので、『この 

工事にはまだ完成までに時間がかかる』

ということは十分に予測さ れる」 


  地盤強化には知事の許可が必要 

なため、安倍政権が対話せずに 

建設を強行しても、行き詰まるのは 

確実というわけだ。 


 ■「このままでは計画が行き詰まる」と 

 強気の姿勢 


 「今回の訪米で軟弱地盤問題を 

アメリカ政府に直接伝えた意味は 

非常に大きい。恐らく日本政府は 

全く説明していないか、『地盤改良 

で強化すれば大丈夫』といった 

楽観論しか振りまいていなかった 

でしょう。玉城知事から直球を投げ 

込まれて国務省や国防総省は 『日本

政府の説明をうのみにして 大丈夫か』

という問題意識が芽生え たのは間違い

ない」 (同行中の沖縄紙記者) 


 加えて、玉城知事は民主党の 

下院議員と面談し、 

「議会対策で協力する」という好意的 

な発言を引き出した。米議会でも 

「軟弱地盤上に欠陥基地を造るために

美しい海を埋め立てるのか」 

「米国への反発が強まって日米関係 

にもマイナス」などと民主党が追及 

することは十分あり得るのだ。 


 玉城県政は日米の野党や国民同士 

が連携することで、軌を一にする日米 

政府に対抗しようとしている。 

今回の訪米が、その足がかりとなった 

のは間違いない。 


 【転載終了】 

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 玉城氏は、来年辺野古基地移設の 

県民投票を実施すると報じています。 


 これに対して、保守(自民)系首長の 

6市が投票選挙に協力するか態度を 

明らかにしていないようです。 


 元々、米側は日本国民に反米感情 

が強まるのは歓迎していませんから、 

何かしら妥協してくる可能性はあり、 

ですかね? 


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