目標は夫婦それぞれ月10万円の稼ぎ・・・

 65歳からのハローワーク 


 【転載開始】 


 ■目標は夫婦それぞれ月10万円の稼ぎ 

 公開日:2018/11/20 


 厚労省社会保障審議会年金部会 

が60歳以降も働き続けた場合の 

厚生年金額を初めて試算した。 

70歳まで働き続けた分の試算もあり、 

どうやら国は年金の70歳支給開始を 

本格的に視野に入れたらしい。 

では、65歳以降の仕事の現状は 

どうなっているのかが知りたい。 

まずは、どれだけ稼げば老後は安泰 

なのか。 

亡くなるまでの不足分を知っておく 

必要がある。 


 厚労省によると、通常の65歳まで 

働き続け、65歳で受給開始した場合 

のモデル年金は月額22.8万円。 

専業主婦の妻の分を含めた金額だ。  


 これが70歳まで働き続け、 

70歳から受給を始めたとすると、 

月額は33.1万円と10万円以上も 

ハネ上がるという。 


  では、年金受給開始から寿命まで 

にどれくらいの金額が不足するのか? 


 65歳と70歳の2パターンで考えて 

みた。  


 まず、我々はどれくらい長生きする 

のか。 

簡易生命表によると、日本人の平均 

寿命はおおよそ男性が81歳、 

女性は87歳。 

もっとも、65歳まで生きてきた人の 

平均余命は男性が19.5年、 

女性は24.4年もあり、早い話、 

現時点で65歳の男性なら84歳、 

女性は89歳まで長生きする。 

この間の支出額を計算すればいい。  


 昨年の家計調査によると、 

世帯主が65歳以上(平均73.8歳) 

の2人以上世帯の平均月額支出は 

約24.8万円。 

電気代(1万284円)、ガス代(4663円)、 

水道代(4987円)については現役 

世帯とあまり変わりない。 

65歳から妻が最終的に亡くなる89歳 

までの24年間の総支出は7142万円だ 

(別表)。

  一方、収入となる年金はどうか。

 65歳で受給を始め、夫婦どちらも89歳 

まで頑張って長生きすると、24年間の合計

で年金総額は6566万円。 

総支出から差し引いた足りない金額は 

576万円となる。 

つまり、576万円の預貯金があるか、 

65歳以降にその金額を稼げばいいこと

になる。  


 では、70歳で受給を始めた場合はどうか。 

年金月額は33.1万円で、これも頑張って

89歳まで生きると、19年間の合計で

年金総額は7546万円 になる。 

なんと、1892万円のプラスだ。  


 もちろん、65歳から70歳までは、 

働いて得た収入で年間297万円の支出 

を相殺するという条件が前提になる。 


 「長生きリスクを考えれば、繰り下げ 

受給の方が断然お得です。現在も70歳 

までの繰り下げ受給が認められています 

が、その場合、1カ月につき0.7%、 

5年間ならベース年金から42%増の額に 

なります。奥さんと2人、どちらも月10

万円 くらいを目標に“ゆるり”と働いてみて

はどうでしょうか。65歳にもなれば体も

ガタがくるでしょうが、月10万円程度

ならそれほど苦にはならないはずです」 

(特定社会保険労務士の稲毛由佳氏) 


 とはいえ、やっぱり夫である自分の方が 

先に逝く。 

平均余命通り84歳で死ぬと、残された

妻の年金は、夫の老齢基礎年金部分が

まるまる減り、厚生年金の報酬比例部分も

4分の3にカットされる (遺族厚生年金)。 

ざっと計算して540万円の減収だ。 


 ならば余計に70歳まで働きたいものだが、 

おいそれと年金分の給料をくれる職場はある 

のか。 


 【転載終了】 

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 繰り下げ受給お得感の宣伝が 多いですね。  


 果たして、70歳から支給されて何年受給

できるのだろうか? 


  でも、施設に入ることを考えると、 

繰り下げもありかなとは思うのですが。


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