デニー知事、安倍政権に抗する手段はあるか・・・

 永田町の裏を読む 


 【転載開始】 


■沖縄県の玉城デニー知事が 

 安倍政権に抗する手段はあるか 

 公開日:2018/11/29 


 玉城デニー知事が誕生してから 

初めて沖縄を訪れ、県議、記者、 

元選対幹部、経済人など要路の 

方々と集中的に懇談した。  


 周知のように玉城は、9月の県知事選

で自公候補に約8万票という前例のない

大差をつけて勝利した。 

しかし、安倍政権は、

その「辺野古基地建設ノー!」の 圧倒的

な民意を一切無視して工事を再開し、

世界自然遺産に値する美しい海に大量の

土砂を投入する作業を本格化させよう 

としている。 

それに対して、新知事が有効な対抗手段

を打ち出せるのかどうかが私の関心事だが、 

結論を先に言えば状況はかなり厳しい。 


 翁長雄志前知事は長く那覇市長を務め

たという行政経験があり、県政界や県庁

内外に広い人脈もあった。 

それに対して玉城は、有能な政治家では

あるが行政の長としては未知数であり、 

県内の人脈も薄い。 

極端に言えば槍ケ岳の頂上に 落下傘で降り

立ったような格好で、身辺の幹部人事さえ

前知事のものをほぼ継承していて自前で 

固めきれているとは到底言えない。  


 とりわけ大事なのはブレーン集団で、

前知事の場合は、オール沖縄を体現する

「島ぐるみ会議」という大きな組織的な

枠組みがあり、そのコアの部分に、

 百戦錬磨の策士である県議、有能で献身的

な学者、労働界の大物、不思議な文化人など

からなる インナーサークルがあって、 

知事の政治判断や政策立案を支えていた。 

しかし、新知事はまだそういうものを 

持っていない。  


 ある有力な支援者は 

「まだ就任2カ月で、慣らし運転中という

ところだから焦ってはいないが、早急に

 “玉城体制”と言えるものをつくり上げな

ければ」と語っていた。 

確かに焦ることはないが急がなくては 

ならない。 

老練な翁長でさえ繰り出す対抗策は

限られていたのだから、玉城はそれ以上

の知恵と工夫を集めなければ、県民の

付託に応えることは出来ない。 


 土砂投入工事の本格的な開始は、 

その基地となる港の岸壁が先の台風 

で崩壊し、修理に数カ月を要するため、 

今のところ先延ばしされているが、 

それも来年2、3月までのことだろう。 

ちょうどその頃には、翁長時代に

オール沖縄側が「次の一手」として準備

してきた辺野古反対の「県民投票」が

行われることが決まった。 

ここが最初に乗り切らなければならない 

大きな山場で、そこまでに玉城知事が 

どのような戦う体制を形作れるかに 

注目したい。


 【転載終了】 

 *************************  


 安倍政権でなくとも、自民党は同じ 

でしょう。 


  何しろ、米国の命令以外動けない 

国ですから。 


0コメント

  • 1000 / 1000