将来、水は“贅沢品”になる?

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 【転載開始】 


 ■水道事業民営化で料金5倍も!? 

  将来、水は“贅沢品”になる? 


 今国会で、水道法改正案成立。 

日本は「水道民営化」に大きく舵 

を切ろうとしている。 


 設備の老朽化と人口の減少で、 

日本の水道は危機に瀕している。 

事業継続のため、値上げした 

自治体はこの1年で47にのぼり、 

’40年までに値上げが必要になる 

自治体は、全体の9割という試算 

もある。 

そこで浮上したのが「民営化」

だが、 

アクアスフィア・水教育研究所代表 

で水ジャーナリストの橋本淳司氏は、 

こう警鐘を鳴らす。  


 「政府が推進しているのは、自治体 

が施設を保持し、民間企業が事業を 

運営するコンセッション方式。だが、 

営利を追求する民間企業は、利益を 

上げやすい大都市の水道事業にしか 

関心を示さず、利益の出にくい地方 

は取り残されてしまう可能性がある。 

また、公営と違い、民間企業には 

情報開示の義務がないので、事業の 

内訳が不透明になり、根拠不明の 

値上げも予想される」 


 実は、すでに’13年には麻生太郎 

副首相が 

「世界中ほとんどの国で民間会社が 

水道事業を運営しており、日本でも 

民営化したい」との趣旨の言葉で、 

水道民営化を明言している。 


 ■コンセッション方式も海外では失敗続出 


 「海外では、多くの都市がコンセッション 

方式の民営化に踏み切ったが、ベルリン 

では料金が急上昇、パリやニースでは 

財務状況が不透明になり、アトランタ 

では職員の雇用カットとサービス劣化

 ……失敗に終わっている。ただし、 

再公営化は簡単ではない。運営権の 

譲渡契約中なら、訴訟や違約金が発生 

する怖れがあり、実際、ベルリンは 

運営権を買い戻すために13億ユーロ 

を費やした。完全民営化した英国でも、 

再公営化の動きがあるくらいです」 


  海外の失敗を繰り返してはならない。 

 <取材・文/斎藤武宏> 


 【転載終了】 

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 日本は、海外の失敗を知りながら、 

失敗を分かり切っているのに、なぜ、 

周回遅れでやろうとするのでしょう 

かね?  


 13億ユーロは、日本円で 

1664億円ですが、日本も膨大な

税金投入で公営化に戻すことになる

でしょうね。 


  これこそ国民に対しての背信行為

です。

 

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