欧州はバラバラ総崩れ ・・・
日本経済一歩先の真相
【転載開始】
■欧州はバラバラ総崩れ
戦後の枠組みを潰す「分断と抗争」
公開日:2018/12/14
燃料税引き上げに端を発した
フランスの抗議デモが収まらない。
マクロン政権は「黄色いベスト運動」
の拡大を受け、燃料税増税を棚上げ
したが、抗議デモは沈静化するどころ
か、一段とエスカレート。
一部のデモ隊は暴徒化し、
凱旋門やシャンゼリゼ通りなどパリ
中心部の商店街を次々と襲う事態に
発展している。
想像を絶する動きの
「アンチ・マクロン大暴動」は、
東京でいえば銀座や皇居前で大暴れ
しているようなものだ。
辞任を求めるデモ隊に、
マクロン大統領は対話を呼びかけて
いるが、何を語っても事態は片づき
そうもない。
ドイツのメルケル首相は寛容な難民
受け入れ策への反発から、
10月の2つの州議会選挙で大敗を
喫し、政権与党の党首を辞任。
首相の座には3年後の任期満了まで
とどまる意向だが、
与党内はメルケル退任後の路線を巡って
分裂状態に陥り、7日に選出された
親メルケル派の新党首も波乱含みの
スタート。
与党内がバラバラでは、極右のさらなる
台頭を許しかねない。
イギリスでは、メイ首相がEU離脱協定
を巡る議会採決の延期に追い 込まれた。
来年3月のEU離脱に向け話を進めて
いたはずが、離脱で取り戻す主権が
中途半端な形となる恐れがあり、
与党・保守党内でも意見が対立。
100人前後が造反をにおわせ、離脱協定
の議会承認を得るのは極めて不透明となって
きた。
ほかにもイタリアやギリシャなどは、
かねて財政不安を抱えており、要するに
欧州全土はバラバラで総崩れ。
「分断と抗争」の時代にハッキリと足を
踏み入れてしまったようだ。
かような流れを生み出したのは、
戦後の世界をリードしてきた米国の
大変貌だ。
今やアメリカファーストの一国主義
を掲げ、トランプ大統領はやりたい 放題。
連携や対話が前提だった戦後の国際協調
路線は音を立てて崩れ去ろうとしている。
分断と抗争の流れは、欧米諸国だけに
とどまらない。
インドではヒンズー教徒とイスラム教徒
との対立は一触即発の状況だし、
ウクライナ問題を巡る米ロの駆け引きは、
今なお緊張状態が続いている。
世界各国が分断と抗争の歴史に踏み出す
中、“外交のアベ”は何ができるのか。
北朝鮮の拉致問題は解決のメドすら立たず、
韓国との関係は徴用工問題を抱え、悪化の
一途だ。
その間に韓国の文在寅大統領は、北朝鮮の
金正恩委員長に肩をすり寄せ、南北接近を
図っている。
分断と抗争の時代に、隣国と良好な関係を
築けないとは、日本にとって致命的である。
世界の枠組みが大きく変わり始めた状況
を踏まえ、安倍政権は外交と内政に取り組ん
でもらわないと、国民が困るだけだ。
【転載終了】
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“欧州の智の巨人”と呼ばれる
フランソワ=アスリノ財務上級
監査官・人民共和国連合代表が
同様のことを言っていますね。
人民共和連合はEU、ユーロ圏、
北大西洋条約機構からのフランス
の脱退を目標にしています。
マクロン辞任の可能性もあり、
EUは本当にわからなくなって
きていますね。
ドイツのメルケル首相が移民政策
失敗で失脚して、EUをまとめるだけ
の力が弱まったからでしょう。
イタリアのEU離脱の可能性もあり
ます。
EUがバラバラになった場合、
ロシア側につく国もありえますから、
中国・ ロシアが覇権を握る可性も?
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