日産vsルノーに新展開「赤いハゲタカ」中国勢が参戦か?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■日産vsルノーに新展開
「赤いハゲタカ」中国勢が参戦か
公開日:2018/12/21
日産VSルノーに“赤いハゲタカ”が
参戦か――。
市場が騒ぎ始めた。
赤いハゲタカとは、中国政府系の
投資ファンドのことだ。
数年前には数多くの日本企業の
大株主に名を連ねた。
上場会社は当時、
「中国に乗っ取られるのではないか」
と恐れたほどだ。
2013年3月末時点の大株主リストを
見ると、みずほFGや三菱UFJFG、
野村HD、NECには3位に中国系ファンド
が登場する。
トヨタ自動車は9位、ホンダは7位だ。
「中国で影の銀行(シャドーバンク)
が 問題になったころを境に、日本企業の
大株主から消え始めました。今は影が
薄いですが、ここへきて中国系ファンド
の話をチラホラ聞くようになっています。
日産を狙っている可能性があります」
(市場関係者)
■“日産・三菱・東風”連合の誕生も…
日産は中国3大自動車メーカーの
一角を占める東風汽車グループ
(国有企業)と合弁会社(50%ずつの
出資)をつくり、中国でビジネス展開
している。
「中国は国を挙げてEV(電気自動車)
を支援しています。日産の『リーフ』は
EV市場をリードしているといっても過言
ではありません。東風汽車、あるいはその
背後にいる中国政府系ファンドが、日産
との関係強化を狙って、日産株を買って
いるとの情報が流れています」
(株式評論家の倉多慎之助氏)
中国は2025年までに自動車の販売
台数の約20%(約700万台)をEV、
もしくはプラグインハイブリッド
(外部から充電が可能なハイブリッド車)
にする方針を打ち出している。赤いハゲタカ
が、ルノー・日産の主導権争いに乗じて日産
株を密かに買い続け、大株主に躍り出る。
その後、日産の経営に口出ししてくる
可能性は十分にあり得る。
「中国系ファンドの動きによっては自動車
再編が巻き起こります。ルノー・日産・三菱
自動車のアライアンスに、東風汽車が加わる
かもしれない。あるいは、ルノー抜きの “日産・
三菱・東風”連合誕生も考えられます」
(市場関係者)
日産を巡っては、旧村上系など複数の投資
ファンドが水面下でうごめいているといわれる。
日産はハゲタカ勢に食い物にされかねない。
【転載終了】
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赤いハゲタカの存在は一番懸念されて
いたことですね。
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