フランスはデモ、日本は沈黙!
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【パリ発】国営放送にデモ
ネットにもテレビ受信料「政府広報に払いたくない」
搾り取られて、あげくに洗脳される・・・
フランス庶民は日本人のように黙って
いなかった。
黄色いベストたちが22日、 国営放送
「フランスTV」に押しかけた。
口々に「政府寄りの報道が目立つ国営放送
に受信料を払いたくない」 と言って。
国営放送が彼らを怒らせているのには、
さらに理由がある。
国営放送がテレビ受像器ではなく、
インターネット利用者からも受信料を徴収
しようとしているのだ。
テレビ受像機を置いていない世帯は近年、
増えている。 テレビ離れだ。
インターネットは生活インフラ として欠か
せないため、大概の世帯にある。
国営放送は各世帯のインターネット・
プロバイダ契約に、受信料を設定しようと
いうのである。
国営放送の受信料は年間130ユーロ
(約1万6千円)。
低所得者には決して軽くない負担だ。
国営放送に押しかけた人々は放送内容に
憤る。
パリ郊外から参加した技術者の男性
(40代) は「御用コメンテーターしか
使わない。黄色い ベスト運動を支持する
ようなコメントは載せ ない」。
パリから南西に800㎞も離れたボルドー
地方 に住む男性(30代)は、このデモの
ために わざわざ駆け付けた。
「(国営放送は)政府寄りの識者の分析
しか 載せない。しかもアメリカ寄り、
イスラエル寄りだ」。
2人とも「受信料を払わないと言ってるん
じゃ ない。公平な放送をしてくれれば払う。
今のような政府広報では払えない」と強調
した。
黄色いベストに対して国営放送は木で
鼻をくくったような対応をした。
正面玄関から行った彼らにガードマンは
「裏玄関に回るように」と告げた。
そこで裏玄関に回ると、出てきたのは同じ
ガードマンだった。
「公平な放送を」「インターネットにまで
受信料 設定するな」との要請に対応できる
担当者は出て来ない。
黄色いベストたちは一計を案じた。
出勤してくる職員の車を停めて担当部署の
連絡先を聞き出したのだ。
職員から教えられたところにメールを入れ、
電話をかけた。
ところが、まったく応答なし。
さすがは国営放送。
「庶民の声なんぞ聞く耳持たぬ」と言った
ところか。
「コラボ、コラボ(権力の犬)」・・・
シュプレヒコール が「ネオリベ思想洗脳装置」
と化した放送局に 向かって響いた。
【転載終了】
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日本とフランスの社会事情は、
よく似通っていますね。
マクロン政権と安倍政権が驚くほど
同じことをやっています。
フランスと日本の違いは、
“声に出すか出さないか”です。
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