円安頼りのアベノミクスは崩壊・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


■円安頼りのアベノミクスは崩壊・・・ 

 “超円高”が輸出企業を襲う 

 公開日:2019/01/05  


 円高が止まらない。 

とうとう3日は、1ドル=104円台を 

記録した。 

先月半ばまでは、1ドル=112~ 

113円台で推移していたのに、 

わずか2週間で8円も円高が進んで 

しまった。 

4日も1ドル=107円台と円高と 

なっている。 

輸出企業が直撃されるのは間違い 

ない。 

このまま円高が進んだら、 

「円安」だけが頼りだったアベノミクス 

もオシマイである。 


 アベノミクスは、異次元の金融緩和 

によって円安に誘導し、 

輸出企業を儲けさせることで株高を 

維持してきた。 

円安はアベノミクスの生命線だ。  


 ところが、ここにきて円高が急ピッチ 

で進んでいる。 

3日、104円台の円高をつけた原因は、 

世界経済の減速懸念から、 

安全な通貨とされる円が買われた 

ためだ。 

ヤバイのは今年は円高の要素が 

ヤマほどあることだ。 

米国の利上げ減速も円高を加速 

させる。 

加えて、やっかいなのがトランプ大統領だ。


 経済ジャーナリストの井上学氏が言う。  


 「すでに米国景気は陰りが見えはじめ 

ています。この先、米国景気を支える 

ために、トランプ大統領はドル安・円高 

誘導を仕掛けてくるはずです。実際、 

米国は今年、本格化する日米2国間交渉

で、円安誘導を禁じる為替条項を設けよう

としています。米国の貿易赤字を減らす

には、円高にするのが手っ取り 早い。

米国は日本の異次元の金融緩和を円安誘導

政策とみなしています。もし、異次元緩和

をストップさせられたら、新年早々に

100円を切り、年内、80円 台もあり得る

でしょう」 


 1985年のプラザ合意は急激な円高 

を招き、日本経済は円高不況に陥った。 

今年も日本経済は円高パニックに襲われる

恐れが強い。 


 日銀短観によると、主要輸出企業の 

2018年度の想定為替レートは、 

109.66円だ。 

これ以上の円高は、企業の想定を超えた

業績悪化につながる。 

円高は輸出企業を直撃するからだ。  


 例えば、1円の円高はトヨタ自動車で 

400億円、日産やホンダで100億円、 

キヤノンで50億円の利益が吹っ飛ぶと

いわれている。  


 「為替は変動するものなので、本来、 

企業は円高に対しても“耐性”があるもの

です。ところが、アベノミクスで6年も

100円超の円安が続いたため、輸出企業

は為替差益に甘えてきたところがあります。

円高でも儲けられる体質になっていない

ため、急激な円高に対応できない企業が

続出する可能性があり ます」(井上学氏) 


 庶民に恩恵がないまま、アベノミクス 

は終わりが近づいている。 


 【転載終了】 

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 新聞も「アベノミクス」に陰りと報じはじめ 

ましたね。

 

 企業は、「アベノミクス」に陰りを見越して、 

内部留保を増やしていたのでしょう。 

副作用の大きさを予測していたのかも? 


 副作用の直撃を受けるのが、庶民です。  


 外人投資家が70%を占める日本市場 

を日本がコントロールできるのは限られ 

ています。 


 「アベノクス」が外国投資家に利用された 

だけです。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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