野党共闘を妨げているのは・・・
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■野党共闘を妨げているのは・・・
与野党が打ち揃う「連合」の新年会
2019年1月7日
戦前戦中のような翼賛体制が復活
するのだろうか。
そんな光景を見せつけられた―
きょう都内で、日本最大の労働組合
「連合」の新年交歓会があった。
日頃、選挙でお世話になっている
野党の党首らは、当然馳せ参じた。
自民党の厚生労働大臣、経団連の
副会長、公明党の前・現代表、
社民党の党首らも足を運んだ。
連合は共産党系の全労連と労働現場
で熾烈な主導権争いをしているため、
交歓会に共産党は呼ばない。
ここまで書けば、野党共闘を妨げている
のは誰なのか、お分かり頂けよう。
挨拶に立った神津里季生会長は、
「ILOが100周年を迎える」だとか
「労働サミットのホスト国になる」だのと
高邁なお話に終始した。
昨年、過労死促進法といわれる高プロ
(高度プロフェッショナル制度)を通して
しまったことなどは おくび にも出さな
かった。
さすがは戦わない労働組合のリーダー
である。
安倍首相と親しい間柄との説もあるほど
だから、驚きもしない。
続いて登壇した根本匠厚労相は、
「賃金が上昇を続けている」だの
「有効求人倍率が上がっている」だのと
ご高説を垂れた。
賃金以上に物価や社会保障費が
上がっており、実質賃金は下がっている。
社会の高齢化で労働人口が減少すれば、
有効求人倍率は上がるに決まっている。
決して景気がいいわけではない。
どころか労働者の暮らしは苦しくなる
一方だ。
根本厚労相は現実離れもいいところだ。
労働者ならば怒って当然なのにブーイング
の一つも出ない。
連合が「経団連労働部」と言われるゆえん
だ。
労働問題に詳しい弁護士は
「(連合は労働者が)厳しい時にちっとも助け
てくれなかった。存在意義が問われる」と
諦め顔で語った。
【転載開始】
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連合は、30有余年前に「労使協調」
路線に舵を切った時点で終わっています。
組織率も全労連に比べ、低下している
ようです。
若い層は、労働組合が何のために
あるのか? 何をやってるのかしら
ないでしょう。
組合に入らない若い人が結構いるよう
ですね。
笑い話のような話ですが、連合の
ある組合が、会社側からのリストラ
の提示でどうしていいかわからず、
全労連系組合に相談したなどという
話もあります。
連合の運命は、ポーランドンの
「連帯」と同じ道をたどるような気が
します。
政治に深入りしすぎ、組合員の信用を
失ったのが原因です。
役員でさえ、闘争の仕方がわから
ないでしょうから、組合役員は総務
にやらせたらいいでしょうね。
失礼、皮肉です!
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