厚労省「毎月勤労統計」デタラメ調査は・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■厚労省「毎月勤労統計」デタラメ調査は
安倍首相への忖度か
公開日:2019/01/13
厚労省が15年前から 「毎月勤労統計」
のデタラメ調査を 行っていた問題。
賃金などが低めに出たため、
約2000万人に雇用保険など総額
530億円も少なく支給されていた。
加えて、意図的なデータ改ざんの
疑惑が浮上。
厚労省は昨年、調査結果を統計
処理し、賃金額を引き上げている
のだ。
ちょうど安倍首相が3%賃上げの
「官製春闘」に血眼になっている
タイミングだ。
「毎月勤労統計」は500人以上の
規模の事業所は全数調査を行う
ことになっているが、2004年から
東京都だけ全数ではなく、
3分の1程度の抽出調査を行っていた。
18年は全1464事業所のうち、
491事業所だけの調査だった。
11日の国民民主党のヒアリング
で厚労省の屋敷次郎参事官は
「東京で500人以上の会社は賃金
が高い。
そこの3分の2が抜ける
と全体の賃金は押し下げられるのです」
と説明した。
金額ベースで平均0.6%引き下げ
られたというから大きなインパクトだ。
■2018年の不自然な“上方修正”
ところが昨年、厚労省は抽出した
調査結果を全数検査に近づける
統計処理をしている。
計算上、東京の3分の2も反映する
ので当然、賃金額はアップする。
「昨年1月以降、0.6~0.7%
程度、勤労統計の賃金が上がり
ました。1月は定期昇給もなく、
上がる時期ではなく、私を含め
不自然さを指摘してきましたが、
今回カラクリが分かった格好です。
統計処理をするなら、過去の分も
行うか、『今回分は統計処理をした 』
と断らなければ、純粋に賃金が
上がったように見えてしまいます。
実際、内閣府は18年の賃金上昇
をアベノミクスの成果として喧伝
していました」
(経済評論家の斎藤満氏)
安倍首相は14年の春闘から
企業に賃上げを求めてきたが、
思ったように上がらない。
シビレを切らした安倍首相は、
18年春闘に向けて、初めて
「3%」という具体的な数値目標
まで口にした。
「官邸が明確に指示をしたのか、
厚労省が“忖度”したのかは分かり
ません。ただ、首相が数値目標
まで掲げる中、厚労省に相当な
プレッシャーがかかっていたこと
は間違いありません。その流れで、
18年から勤労統計が統計処理
され賃金上昇のデータが公表され
ていったのです。15年前からの
厚労省のデタラメ調査だけでなく、
官邸も含めた意図的な統計処理
も問題にされなければなりません」
(斎藤満氏)
閉会中審査に自民も前向きだ
という。
ヒアリングで原口一博衆院議員は
「安倍首相がいつ知ったのかも
重要だ」と語った。
安倍官邸は厚労省だけのせい
にする気だろうが、野党は官邸
ぐるみのインチキとして追及
すべきだ。
【転載終了】
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何から何まで信用できないですよね。
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