日本の平均年収は世界18位 !
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■日本の平均年収は世界18位
実質賃金4カ月ぶり増加の“眉唾”
公開日:2019/01/13
今週9日に公表された11月の
実質賃金は前年同月比1.1%
増と4カ月ぶりに増加した。
実質賃金は、10年以上に
わたって不適正な手法で調査して
いた毎月勤労統計調査(厚労省)
で発表される数値だけに、
そもそもの信頼性が揺らいでいる。
とはいえ、厚労省はプラスに転じ
たことで「賃金は基調として緩やか
に増加している」と胸を張った。
「実際は、原油価格の下落など
によって、国内の物価上昇が抑え
られたことで、実質賃金が上昇し
たのだと思います。単純に、賃金
の増加とはいえないでしょう」
(第一生命経済研究所首席
エコノミストの熊野英生氏)
日本の給与水準は世界的に見て
かなり低く、11月の1・1%増
ぐらいでは、世界との差はまるで
埋まらない。
経済協力開発機構(OECD)の
調査によると、世界トップの平均年収
(2017年)を誇るのはルクセン
ブルク で6万3062ドル
(約707万円=17年 の年間平均
レート1ドル=112円13銭
<日銀調べ>で算出)。
2位はスイスで698万円、
3位はアイスランドの693万円だ。
以下、米国、オランダ、デンマーク、
ノルウェーと続き、日本はOECD
加盟国35カ国中、18位の458万円だ
(別表参照)。
トップとは249万円の差がある。
「日本はGDP(国内総生産)で米国、
中国(OECD未加盟)に次ぎ、
世界3位です。
それなのに平均年収では トップ20に
何とかランクインする程度の体たらく
とは情けない。賃金水準は 新興国並み
です」(市場関係者)
日本は、国債の信頼度が揺らぎ、
幾度となく債務危機が叫ばれる
スペイン(平均年収432万円=20位)
やイタリア(同411万円=21位)と
順位争いを繰り広げているのだ。
「日本は外食や理髪店・美容院と
いったサービス業の生産性が低過
ぎます。高齢化社会の進行も、年収
が上がらない要因のひとつです」
(熊野英生氏)
“官製春闘”の是非はともかく、
サラリーマン給与はもう少し上がって
いいんじゃないか。
【転載終了】
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前記事の関連情報として載せました。
直近では、国家公務員給与を3年連続
で上げています。
民間の賃金が下がっているのに・・・
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