望月記者の栄転を警戒せよ・・・!?

 田中龍作ジャーナル 


 【転載開始】 


 ■望月記者の栄転を警戒せよ 

 「8月の人事異動まで持つかなあ…」 


 「いくら待っても(本省の)報道室から 

回答がないから、こうやって沖縄まで 

来たんじゃないですか!」。 

沖縄防衛局幹部に食らいつく小柄な 

女性記者の姿があった。 

辺野古新基地建設の埋め立てに赤土 

が大量に混じっていることを追及して 

いるのだ。 


 東京新聞社会部記者・望月衣塑子。

国民が今、最も知りたがっていること 

なのに、記者クラブは質問してくれない 

・・・それを聞いてくれるのが望月だ。 

官房長官記者会見はその象徴でもある。 


 当然、官邸からは嫌われる。 

官邸の広報と化した記者クラブからは 

もっと嫌われる。 

本来業務であるはずの権力監視を 

怠っていることが白日の下に晒される 

からだ。  


 上村秀紀・官邸報道室長名で 

内閣記者会に届いた文書が物議を醸し 

ている。 

文書は「東京新聞の特定の記者」と 

事実上名指ししたうえで 

「事実誤認の質問」

「記者会見の意義が損なわれる」などと

する内容だ。 

「記者クラブで望月を追放するように」 

という官邸からの お達しである。 


 記者クラブにとって、上村報道室長 

からのお達しは渡りに舟だった。 

東京新聞関係者によると官邸報道室から 

似たような お達し が、同社の上層部へ 

届いているそうだ。 

上層部は今のところ、官邸の求めに応じ 

ていないという。  


 ただ上記の関係者は 「下(会社内部)

からの突き上げが強烈に なった場合は、

上層部の対応もコロっと変わる恐れがある」

と見る。

 突き上げとはこうだ。 

現場記者→デスク→政治部長→編集局長 →

社長・副社長。 


 同社の政治部記者にしてみれば望月は 

“はた迷惑” なのである。 

「東京新聞」というだけで官邸に嫌われれ 

ば特オチさせられる。 

特オチが続けば、キャップ・サブキャップは 

次の人事異動で左遷だ。 

デスク一歩手前のキャップ・サブキャップが 

デスクに進言すれば、その日のうちに 

政治部長、編集局長まで行く。 


 「望月をナントカしてほしい」。 

官邸から要請されるだけではなく、 

部下からも突き上げられる。 

編集局長あたりは、針のムシロだろう。 


 望月を官邸担当から外す口実は8月恒例 

の大規模人事異動だ。 

栄転にすれば読者にも言い訳が立つ。 

「でも、それ(8月)まで持つかなあ?」・・・ 

望月の大先輩にあたる東京新聞関係者は 

気を揉む。 


 東京新聞が社として最も恐れているのは、 

もし望月を官邸担当から外したら、 

読者の反発を招き、発行部数減につながり 

はしないか、だ。  


 彼女の人事を巡って妙な栄転があったら、 

読者は東京新聞の不買運動をすればよい。 

そうなる前に東京新聞に電話をかけまくる 

のもいいだろう。  


 どこまでも権力を追及する、 

今どき希少な記者を市民が守るのである。 

この国のジャーナリズム始まって以来の 

快挙となるだろう。(敬称略) 


 【転載終了】 

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 どの業界も男がだらしなくなっている 

のでしょうかね? 


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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