日本が“新冷戦”の主戦場になる日・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■米ロINF条約破棄で現実味
日本が“新冷戦”の主戦場になる日
公開日:2019/02/04
米国に続き、2日にロシアも離脱を
表明した 「INF(中距離核戦力)
全廃条約」。
正式失効は180日後だが、
条約のタガが外れることで、
米ロに中国を加えた大国の
核ミサイル開発競争が一気に加速
するのは間違いない。
「シンゾー、中距離ミサイルを置か
せてくれ」――。
中ロをニラむ絶好の立地の日本に
トランプ大統領が協力を求めるのは
必至。
日ロ平和条約どころか、日本列島は
“新冷戦”の主戦場となりかねない。
1987年に米ソで締結された
INF条約 は、地上配備の中短距離
核ミサイル (射程500~5500キロ)
の全廃を盛り込んだ。
この結果、東西冷戦は終結したが、
米ロの離脱は歴史を逆行させる暴挙だ。
「中距離ミサイルの場合、米ロとも自国
から相手国に届かないので配備場所が重要
です。米国の場合、同盟国のフィリピンも
候補ですが、筆頭候補は日本です。 何しろ、
中国、北朝鮮だけでなく、ロシアの極東や
シベリアまで射程に入りますからね。また、
日本ほど言うことを聞く同盟国はない。米国
はイージス・アショアを活用するでしょう」
(元外交官・天木直人氏)
■イージス・アショアを攻撃に転用
秋田と山口に配備が計画されている
ミサイル迎撃システムのイージス・
アショア は、攻撃にも使える。
ロシアのラブロフ外相は、2日のプーチン大統領
らとの会議で、米国の条約違反事例として、
米国が欧州や日本に導入するイージス・アショア
が攻撃に転用可能なことを報告している。
ベラボーに高い価格や必要性が疑問視される
イージス・アショアを米国が日本に熱心に売り
込んだのは、何のことはない、INF離脱後の
核ミサイル配備が念頭にあったからのはずだ。
トランプ大統領はINF離脱表明前日の
1月30日、イージス・アショア2基を、
駆け込むように21・5億ドル(約2350億円)
で日本に売却することを承認。
米議会に通知した。
「ロシアはかねて、攻撃転用が容易なイージス・
アショアを日本が導入すること には懸念を示して
いました。安倍首相は、米国からイージス・
アショアを喜んで買いながら、日ロ平和条約に
強い意欲を示すという相いれない外交をしてきた
のです。 INF条約破棄で、日ロ平和条約は完全
に消えました。そればかりか、日本に中距離
ミサイルが配備されれば、“新冷戦”とも いえる、
米、中、ロの局地的核戦争の 最前線に、日本国民
は立たされることになるのです」(天木直人氏)
これが安倍首相の言う「戦後外交」の総決算
なのか。
【転載終了】
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両国は戦争危機を煽り、武器を売りたいだけ
であり、日本は、米ロ両国から利用されている
だけですね。
それには、安倍晋三という人物が最も適して
いるということでしょう。
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