「統計」は安倍政権の成長戦略だった!

 田中龍作ジャーナル 


 【転載開始】 


 ■【アベノミクス偽装】 「統計」は安倍政権の 

 成長戦略だった 2019年2月5日 


 役所の統計に官邸が口を出す 

ことが、安倍政権の経済成長戦略 

の一つだったことが分かった。 

4日開かれた衆院予算委員会で 

小川淳也議員(立民)が指摘し 

明らかになった。  


 好景気の偽装は2016年5月18日、 

首相官邸4階の大会議室で開かれ 

た第9回経済財政諮問会議 

(議長は安倍晋三内閣総理大臣) 

の説明資料に記されていた 

(写真参照)。  


 「経済財政運営と改革の基本方針 

2016(仮称)=骨太の方針」の 第2章

「成長と分配の好循環の実現」 の中に

「新たな有望成長市場」 

「TPP等に対応した海外の成長市場 

との連携強化」などと共に 

「経済統計の改善(改悪)」が掲げら 

れているのである(写真参照)。  


 数字を都合のいいようにイジッて 

「成長と分配の好循環」を実現した 

ことにしたい意図がアリアリだ。  


 小川議員は「なぜ統計改善(改悪)が 

成長戦略に必要なんですか?」と 

政府を質した。  


 茂木敏光・経済再生担当大臣は、 

質問には答えず、意味不明の答弁 

を続けた。 

安倍内閣得意の はぐらかし だ。  


 「第2次安倍政権になって凄まじい 

勢いで統計手法が変えられていった」。 

小川議員は政府統計を司る総務省の

出身だ。 

「アベノミクス偽装」のため行政がどう 

歪められていったか、全体像をよく 

知っている。

統計改善。「経済財政運営と改革の 

基本方針2016」(いわゆる骨太の方針) 

の項目のひとつが「統計改革」だった 

ことを示す目次。 


 偽装の本丸はGDPだった。 

自民党総裁に再選された2015年9月、 

安倍首相は「アベノミクス新三本の矢」 

として「GDP600兆円」の達成をぶち 

あげた。 

マスコミはもて囃した。  


 小川議員は、いくつもの段階でGDPが 

かさ上げされていった とした上で、 

具体例を次々と挙げた。  


 日雇い労働者が統計から除外された。 

賃金の安い日雇い労働者を計算に入れ 

なければ、その分、賃金が高めに出る 

のは必定である。 


 驚いたことに根本匠厚労大臣は 

「事実です」とあっさり認めた。  


 インターネット通販が好調であれば、 

それを消費者物価指数に組み入れた。 

こうして都合のいい物ばかりを集めた 

数字に3を掛けたのである。 


 この年(2016年)の12月には首相腹心 

の山本幸三・行政改革担当大臣が臨時 

議員として経済財政諮問会議に乗り込み 

「政治主導で各省を動かし統計委員会 

を強く後押ししなければならない」と

檄を飛ばした。 

事務方は身もすくむ思いだったに違い 

ない。 


 こうして官僚たちは国の根幹である 

統計の改竄に手を染めていった。

インターネット通販。2016年12月21日に 

発表された「統計改革の基本方針」。 

インターネット通販の価格をよりよく 

反映すべしとの取組方針が掲げられた。 


 【転載終了】 

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 GDPの計算方式変更など、都合の 

いいように数字をいじるのが安倍政権 

の特徴です。 


  株価然り。 


 副作用は大きくなるばかりではない 

でしょうか? 


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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