【中国】経済発展したからこそチャンスを求めて海を渡る!

 外国人労働者 送り込む側のお国事情 


 【転載開始】 


■【中国】経済発展したからこそチャンスを 

 求めて海を渡る  公開日:2019/02/09 


 改正入管法の施行まで残り2カ月 

を切った。 

当面、アジア9カ国から単純労働者 

の受け入れを拡大するが、最後は中国

の事情を考えたい。 


 周知の通り、中国は経済成長を遂げ、

昨年の1人当たり名目GDPは

約9000米ドル。 

受け入れ対象国の中で最も豊かな国だ。 

それに伴って来日する技能実習生も

2012年には15万1354人に

上っていたが、17年はほぼ半数の

7万9959人まで減少した。 


 しかし、内モンゴル出身で、日本の大学

を卒業して大阪の不動産関連企業で働く

Aさんに 聞くと、 

「14億の人口を抱える国ですから、日本

に来て働きたい人はある程度はいますよ」

と話す。 

彼は、「確かに中国は経済発展しました。

しかし、貧富の格差は著しく、貧しい人は

海外でチャンスを掴みたいと思うのです」

と続けた。 


 10年前に技能実習生として来日、 

現在は半導体大手に勤める山東省出身の

B君は 「中国が発展していても、日本の

方がチャンスはあると思った」と語り、 

Aさんの話を裏付ける。  


 実際、中国からの人の流れは 止まって

いない。 

例えば、昨年の中国からの留学生数は

11万4950人と、11年度の 

8万7533人よりも増加している。 


 留学生と実習生とは立場は違えど、

日本でチャンスを得ようと海を渡る点は

共通する。 


 つまり、中国が経済発展したとの理由

だけで、今後は来日する労働者や学生が

著しく減るとは考えにくい。 


 そもそもグローバル化は、途上国と

先進国間の「フラット化」と、途上国、 

先進国にかかわらず国内における 

「格差化」をもたらす。 

途上国との厳しい価格競争に直面する

先進国の産業は、モノづくりにせよ、

サービス業にせよ、外国に出ていくか、

国内で安価な労働力を求めるしかない。 

国内にとどまれば、少子化の影響 もあり、

安価な労働力を外国人に求めざるを得な

くなる。  


 送り出す側も経済発展しながら、 

いや経済発展しているからこそ、 貧富の

格差が拡大し、安価な労働力を供給する

ことが可能なのである。  


 それが受け入れ国、送り出し国、 両者

にとってグローバル化の諸問題への抜本的

な解決策になるとは思えない。 

ただ、少なくとも今後増え続ける外国人

労働者を「招かれざる客」にしてはいけ

ないことは確かである。 


 【転載終了】 

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 ブルーカラーだけではなく、

 ホワイトカラーも安穏とはして 

いられないかも? 


 留学生とAIに脅かされるかも!

  

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