良好な経済指標ズラリ民主党政権は本当に“悪夢”だったか!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■良好な経済指標ズラリ
民主党政権は本当に“悪夢”だったか
公開日:2019/02/14
「悪夢のような民主党政権」――。
10日の自民党大会で安倍首相が
発した言葉が物議を醸している。
予算委員会で発言の撤回を求めた
岡田克也元民主党代表に対し、
安倍首相は「経済政策について主に
批判させていただいている」と、
アベノミクスが成功しているかのよう
に話していたが、経済指標で比べても、
民主党政権の方がよかった事例が
たくさんあるのだ。
まず、実質賃金が今より高かった。
民主党政権(2010~12年)の
実質賃金の平均賃上げ率は2.59%
で、第2次安倍政権(13~18年)
は 半分以下の1.1%だ。
経済アナリストの菊池英博氏によると、
第2次安倍政権の発足以降、
実質賃金は年平均で15.8万円も
ダウンし続けているという。
財務省の法人企業統計を見ると、
アベノミクス以降、企業が稼ぎを人件費
に回す割合の「労働分配率」 は下がり
続け、17年度は66.2% と43年
ぶりの低水準だった。
一方で、企業の内部留保は6年連続で
過去最高額を更新。
17年度は446兆円にまで膨れ
上がった。
民主党が下野した12年度の304兆円
から、労働者に分配せず、142兆円も
増やしてきたのだ。
安倍首相がひとつ覚えで
「史上初めてすべての都道府県で1倍を
超えた」と威張る有効求人倍率にしても、
民主党政権の上昇トレンドを受け継いだ
恩恵が大きい。
「リーマン・ショックの影響で、09年
1~3月期の経済指標は軒並み大幅な
マイナスでした。
有効求人倍率も 09年に0.47に落ち
込んだが、民主党政権で回復し、12年
に0.80まで戻し たところで安倍政権
にバトンタッチしま した」
(経済評論家・斎藤満氏)
それに、雇用が増えればいいという
ものでもない。
総務省の労働力調査によれば、安倍政権
で非正規雇用が220万人も 増え、
全体の37.3%を占める。
年収200万円以下のワーキングプアも
100万人以上増えている。
おかげで、「貯蓄ゼロ世帯」も増加の
一途。
金融広報中央委員会の調査では、2人
以上世帯の貯蓄ゼロ世帯は17年に
31.2%と過去最悪を記録。
18年はなぜか22.7%に大幅改
したが、これは調査方法を変更した
からだという。
■「庶民には暮らしやすかった」
都合の悪い数字はいじり、大本営発表
で見せかけの景気回復を演出する。
それがアベノミクスの本質ではなかったか。
鳩山政権で過去最高の11位を記録した
「報道の自由度ランキング」も、17年
には72位まで順位を落としてしまった。
民主党政権の経済政策は、決して間違って
いたわけではない。
内閣府の「暦年実質GDP」のデータを
比べると、民主党政権は10年の
489.6兆円から12年の519.2兆円
まで6.1%も伸ばした。
東日本大震災があったにもかかわらずだ。
一方の安倍政権は17年の530.1兆円
まで2%程度しか成長していない。
16年にGDPの算出方法を変更して
カサ上げしても、実質成長は民主党政権に
遠く及ばないのだ。
「GDPの6割を占める個人消費が、
民主党時代は増えていました。個人を
犠牲にして資産家や大企業を儲けさせる
安倍政権よりも、勤労者の生活を重視する
民主党の経済政策の方が、国民は暮らし
やすかったと思います」 (斉藤満氏)
民主党政権は、自民党や既得権者に
とっての悪夢だったということだ。
【転載終了】
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ペテン政権と言われる所以ですね。
このような情報を知らないのが、
40% の安倍内閣支持者です。
経済政策の優劣は安倍政権2年後に
数字として出てきていました。
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