記者イジメなぜ内閣記者会ダンマリ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■官邸文書申し入れ問題
記者イジメなぜ内閣記者会ダンマリ
公開日:2019/02/20
これは戦前の治安警察法の
「弁士注意」や「弁士中止」命令
と同じ――。
首相官邸が昨年12月、
東京新聞記者の質問を「事実誤認」
などとして、内閣記者会に対して
「正確な事実を踏まえた質問」をする
よう文書で申し入れた問題。
弁護士や法律家、ジャーナリストが
19日、参院会館で会見し、
申し入れは「取材の自由、報道の
自由への侵害」「文書をただちに撤回
するよう要求する」とした緊急声明を
読み上げた。
呼び掛け人となったのは、
梓澤和幸弁護士(東京弁護士会)、
田島泰彦早大非常勤講師、
服部孝章立大名誉教授の3人で、
趣旨の賛同者は19日までで346人
に上っているという。
「(官邸の申し入れは)12月28日。
それが2月のアタマまで内閣記者会が
沈黙していたのはなぜなのか」
出席者が安倍政権の政治姿勢を
批判する中で、内閣記者会の在り方に
疑問を投げかけたのが服部氏だ。
申し入れに対し、新聞労連は5日に
「決して容認できない」と抗議する
声明を発表したものの、“現場”と
なった肝心要の内閣記者会はダンマリ
を決め込んでいるからだ。
会見の場で菅官房長官に脅し、
スカシまがいの対応をされ、
上村報道室長には質問を制限される。
そんな状況にジワジワ追い詰められる
東京新聞記者を目の前で見ていれば、
菅氏や上村氏に向かって
「おかしいだろう」と詰め寄るのが
ジャーナリストというものだろう。
ところが、内閣記者会の記者たちは
見て見ぬフリ。
文句を言うどころか、東京新聞記者を
冷ややかな目で黙って眺めているだけ。
学校でイジメを受けている被害者の
様子を傍観している卑怯な連中と何ら
変わらない。
1月25日の首相動静には
〈東京・赤坂の中国料理店「赤坂飯店」。
内閣記者会加盟報道各社のキャップ
と食事〉とあるが、誰かひとりでも
安倍首相に向かって
「あの申し入れは おかしい。撤回しろ」
と迫った記者は いるのか。
恐らくいないだろうが、内閣記者会が
政権ベッタリだから、安倍政権がツケ
上がるのだ。
【転載終了】
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大手紙が軒並み販売部数を減らして
いるのはこのような姿勢にも問題がある
からなのでしょう。
権力側のリーク記事しか書かない新聞
など存在意義はないですからね。
大手紙には、記者と呼ばれる人はおらず、
単なるライターもどきみたいなものですかね。
海外の同業者からも、
「日本には、ジャーナリズムはない」と指摘
されてしまう体たらく。
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