統計不正の“単独犯”務まるか?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■統計不正の“単独犯”務まるか?
中江元秘書官のポンコツ伝説
公開日:2019/02/22
日に日に“アベノミクス偽装”の
状況証拠が積み上がっていく。
21日は、毎月勤労統計の調査
対象事業所の入れ替えを巡り、
厚労省が有識者検討会の中間
整理案の
「現行の総入れ替えが適当」と
いう文面を、2015年
9月14日深夜に
「引き続き検討 する」と書き換え
たことを認めた。
その結果、同じ日に中江元哉・
元首相秘書官(現財務省関税 局長)
が、厚労省の姉崎猛統計情報部長
(当時)を官邸に呼び 出し伝えた
「問題意識」である 「部分入れ替え」
も選択肢に含まれたのだ。
不正の全責任を押しつけられ
つつある中江氏は、野党側に
当時の経緯を追及されても
「記憶にない」で押し切るのみ。
すっかり、アベノミクス偽装の
“単独犯”を引き受けたような
格好だ。
官邸サイドも統計不正の幕引き
に必死。
「財務官僚の中江氏が悲願の
消費増税の実現に向け、毎勤
統計をカサ上げしたとのストーリー
を作り、罪をなすりつけようとして
いる」(政界関係者)ともっぱらだ。
役人に責任転嫁の毎度のパターン
だが、はたして中江氏に単独犯が
務まるのか。
首相秘書官時代には数々の
“ポンコツ伝説”を残している。
■個人的「問題意識」伝達は懲戒対象
「14年11月、消費税再増税の
是非を問う政府主催の点検会合
メンバーの原案を安倍総理に示す
と、『フェアじゃない』と総理は
激怒。 前年の会合で増税反対を
唱えた 有識者は全員、財務省の人選
過程 で外されたからです。その直後、
総理は最初の消費増税先送りを決め、
解散に打って出た。中江氏は出身の
財務省にも『なぜ総理の意向を伝え
ない』と責められ、官邸との板挟み
で右往左往。調整力のなさを露呈しま
した」(官邸事情通)
昨年の働き方改革を巡る厚労省
のデータ捏造問題でも、大チョンボ。
安倍総理が取り下げた
「裁量制の労働時間は、平均的な一般
労働者よりも短い」という答弁書を
チェックする役割を担いながら、
見逃したという。
たった1人で大不正のシナリオを描け
るようなタマには、とても思えない。
「首相秘書官はあくまで首相の補佐
役。個人的動機に基づいた 『問題意識』
を役所に伝え、政策に影響を与えたので
あれば、明らかに法的権限を逸脱してい
ます。 職務専念義務に反し、懲戒処分の
対象となる。その点でも、中江氏が厚労
省に伝えた問題意識は『総理の意向』に
ほかならない。だからこそ、厚労省も
見直しに動いたのです」
(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)
このままだと、中江氏も2期先輩の
佐川宣寿・前国税庁長官と同じ
“ポイ捨て”の道をたどるだけ。
それが嫌なら、政権に反旗を翻して
最後の意地を見せるしかない。
【転載終了】
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全ては、「アホノミクス」を傷つけ
ないための忖度でしょうかね。
だからアホの名前なんか付けたら
縛られてしまうからダメなのに。
最初から言われていたことですが、
誰もリスクを進言しなかったので
しょう。
だから、裸の王様と言われるの
でしょう。
内閣より、官僚のバカさが露呈
した政権と言ってもいいですね。
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