官邸の暗躍と官僚の忖度・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


■官邸の暗躍と官僚の忖度・・・ 

 諸悪の起点は2015年になぜ集中 

 公開日:2019/02/23 


 毎月勤労統計の“アベノミクス偽装” は、

国会に招致された関係者の発言 

で事実が明らかになればなるほど、 

安倍首相や首相秘書官らによって 

政策が歪められていった 

「森友・加計疑惑」と同じ構図に驚く。 


 安倍官邸の暗躍と、それを受けた 

官僚の忖度――。 

別表で分かる通り、いずれも 「2015年」

に集中している。 

この年、国会は安保法制の審議一色。 

集団的自衛権の行使容認を含む 

法改悪を巡って大混乱だった。 

その裏で、うごめいていたということ 

だが、なぜ15年なのか。


  「14年12月の総選挙で自公が 

大勝し、15年はまさに長期政権の 

空気が出てきた頃。官僚が官邸への

忠誠心を強めたのもこの頃です。 

12年の第2次安倍政権誕生直後に

霞が関の役人が、『経産省内閣でしょ。

長続きしないよ。経産省は2年で飽き

る人たちだから』などと揶揄していた

ことを覚えています。しかし、13年

に安倍首相の意向で内閣法制局長官が

外務省OBになったり、14年には

内閣人事局が発足。政権が官僚人事を

掌握したのです」(野党関係者) 


 そうした役人心理が15年の “忖度ラッシュ”

となったのか。 


 元経産官僚の古賀茂明氏がこう言う。 


 「内閣法制局長官は官僚の中でも 

最も公正中立を重視される役職で、 

官僚にとっては大臣と同等ぐらいの 

別格の存在なのです。通常は長い 

時間をかけて内部昇格させるのに、 

外務省から、それも自分の言うこと 

を聞く人物を就けた。役人にとって 

は目が点の人事でした。6、7年に 

わたって1年交代の政権が続いていた

ので、安倍首相が14年総選挙で勝利

した時、確かに役人は久々の本格政権

を意識したと思います。こうして

『安倍政権は怖い』となって、15年

には霞が関全体が一気に政権になびいた

のでしょう」 


 安保法制が一種の“目くらまし”になった 

可能性もある。 


 ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。 


 「大きな対立構図がある時は世間も 

マスコミも野党もそれに集中する。 

その裏で重要政策を通していくのは 

政権の常套手段です」 


 長期政権が生む腐敗そのものだ。 


 【転載終了】 

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 東大卒のエリート意識の強い 官僚が、

いかにお粗末なのか浮きだたせたのは

安倍政権の 唯一の功績かも。  


 というか、官邸スタッフ官僚がお仲間

を陥れたといったほうがいいのでしょうか?

 


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