産経新聞社、春の新卒採用わずか2人。
ハフポスト日本版
【転載開始】
■産経新聞社、春の新卒採用わずか2人。
前年比20分の1。苦しい台所事情の背景は?
約4億7000万円の営業赤字。
社員180人対象の希望退職を募集
2019年02月25日
2月中旬、新聞社の関係者に衝撃が
走った。
産経新聞社の春採用予定者の人数が、
わずか2人だったことが明らかになった
からだ。
全国紙の一角を占める産経新聞社に
何が起きているのか。
■前年比で20分の1に
日本新聞協会が発行する「新聞協会報」。
2月19日付けの記事に、
全国の主要な新聞・通信社の春入社予定数
が記載された。
全国紙各社を見ると、朝日72人、毎日61人、
読売80人と続く中で、産経は2人のみだった。
ハフポスト日本版が、産経新聞社広報部
に確認したところ、
「2019年春の新卒定期入社予定者は2名
(記者1、ビジネス職1)です」という回答
だった。
同社の新卒採用者数を聞いたところ、
2014年と2015年が、それぞれ26人。
2016年が41人、2017年が54人、
2018年が40人だった。
2019年は前年比で20分の1となる。
例年に比べて2019年の採用者が極めて
少ない理由については
「人事施策についてはお話ししておりません」
として、ノーコメントだった。
■51歳以上の社員180人の早期退職を募集
ここまで新規採用が少ない背景には、
苦しい台所事情が背景にあるようだ。
産経新聞社の中間決算短信によると、
2018年4~9月の連結業績は約4億7000万円
の営業赤字となっている。
さらに産経新聞社の関係者によると、
2月から51歳以上の社員180人を対象に
希望退職者を募っているという。
この関係者は以下のように話す。
「社内では希望退職の話で持ちきりで、
新卒が少ないということは想定の範囲内
なので話題になっていない。むしろ、
これまで新卒を採りすぎた反動だと思う。
このところ、新聞広告が低迷している。
ネット部門や、美術館ビジネスなどの文化
事業は好調だが経営を支えるほどまでは
育っていない。不動産業 など他の収入源の
確保も難しい中で、新卒を絞るということ
なのだろう」
【転載終了】
**************************
フジサンケイグループは、フジテレビも
業績が悪いですから、可成り、厳しいの
でしょう。
これは、産経だけの問題ではなく、
ほとんどの新聞社(テレビ局含む)が
同様の状況になりつつあると思います。
特に、政権寄りの報道をする新聞社は
苦しくなるでしょうね。
0コメント