アベノミクス偽装監察委が甘噛み調査で“幕引き”お膳立て!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】 


 ■アベノミクス偽装 

 監察委が甘噛み調査で“幕引き”お膳立て 

 公開日:2019/02/28 


 またもヒドい報告だ。 

厚労省「毎月勤労統計」不正問題を 

再調査していた特別監察委員会 

(委員長=樋口美雄労働政策研究・ 

研修機構理事長)が27日、追加 

報告書を公表した。 

隠蔽は全否定し、意識や認識の 

甘さに矮小化。 

その上、「官邸の関与」など不正の

背景には一歩も踏み込まな かった。 


   ◇  ◇  ◇  


 1月の監察委の調査は、 

厚労省の職員がヒアリングするなど 

「第三者性」に疑義が噴出。 

今回は、厚労省を遮断して行われ 

たが、中身はお寒いものだった。 


 ▼担当部長 

 「抽出調査」を知らされた担当部長は 

是正を指示し、隠蔽ではない。 


 ▼省幹部 他の幹部は

「抽出調査」すら認識せず、 

次官等の上層部の指示もない。 

省幹部は無関与と認定。 


 ▼担当課(室) 

綿密な打ち合わせや周到な準備が 

ないとして、課(室)としての

組織的隠蔽を否定。


▼担当者  

極めつきは、担当者の隠蔽まで否定 

したことだ。 

例えば、2015年10月、厚労省の 

室長は、東京都の大規模事業者が 

抽出調査であることを知りながら、 

総務省に「全数調査」と報告。 

「これまでの不適切な取り扱いの 

説明にも窮することから、事実を 

正直に言いだせなかった」という。 

どう見ても隠蔽だが、監察委は 

「殊更に隠そうとの意図は認めら 

れない」と隠蔽を否定した。 


 ■不正の背景には一歩も踏み込めず  


 報告書をよく読むと、組織から個人まで 

隠蔽は認めていない。

幹部は知らず、課(室)も、担当者も

隠蔽など悪意はない。 

「規範意識の欠如」

「事の重大性に 対する認識の甘さ」

「幹部職員の無関心」 で済ませようと

いうトーンなのだ。 

 さらに、許せないのが監察委が 

「アベノミクス偽装疑惑」にもフタをしよう

としていることだ。 


 18年からの統計方法の変更で賃金が 

カサ上げされ、国会でも問題になっている。 

15年には、中江首相秘書官(当時)が、 

厚労省に統計方法変更(ローテーション方式)

の問題意識を伝え、方針が急変 するなど

不自然なプロセスが浮き彫りになっている。  


 樋口委員長は「統計法上、手続きは問題ない。 

それ以上(行政のプロセス)は、我々のミッション

ではない。 (中江氏の件などは)調査していない」

と逃げた。 


 さらに、賃金カサ上げにつながった疑いの

ある変更(ベンチマーク更新)も、監察委は

「専門的な視点から合理的な判断」とアッサリ

OKと判断。 

涼しい顔で次々とお墨付きを与えたの である。

 これを、安倍首相が鬼の首を取ったように、

利用するのは目に見えている。 


 経済評論家の斎藤満氏が言う。  


 「安倍首相は『第三者委』であることを強調

して、今回の報告で区切りがついたと幕引きを

図るでしょう。しかし、監察委の調査からは、 

何も分かっていません。 個々の意識の問題に

矮小化し“背景に何があったのか”にまでは突っ

込んでいないからです。 官邸の関与も調べて

いない。野党やメディアは、監察委の報告に 

惑わされず、真相解明を続けるべき です」 


  このまま不問にさせてはならない。 

 【転載終了】 

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 総裁4選を口にする幹部もおり、 

そうなったら、あと5年安倍政権が 

続くことになり、完全に日本は独裁 

国家になってしまいます。 


 国自体がルール無視の国になるの

でしょうね。 


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