日本経済は崖に向けて突っ走るブレーキの利かない車だ!

 金子勝の「天下の逆襲」 


 【転載開始】


 ■日本経済は崖に向けて突っ走る 

 ブレーキの利かない車だ 

 公開日:2019/03/13  


 内閣府は7日、景気動向指数の 

1月の基調判断を従来の「足踏み」 

から「下方への局面変化」に修正した。


 当然だ。

機械受注は3カ月連続マイナスと 

なる見通しで、輸出減も昨年後半 

から続いている。 

日銀はもはや、なす術がない状況 

に陥りつつある。 

国債を買うにも弾切れし、 

官製相場と化した株式市場もなかなか

粉飾が効かない。  


 基盤となる日本の産業衰退が進む 

ばかりだ。 

ルネサスエレクトロニクスは海外企業 

の巨額買収に走り、それを十分に生か

せるか分からないうちに国内9工場の

操業を停止するという。 

超低金利政策で銀行の経営も困難に 

陥っている。 

みずほフィナンシャルグループは 

6800億円の巨額損失を計上した。 

超低金利で収益が上がらず、貸付先

そのものがどんどんなくなっている。 


 一方で、大手銀も米国の高金利の 

CLO(ローン担保証券)を大量に 

買い入れている。 

米国でバブルが崩壊すれば、たちまち

日本発で金融危機が発生する可能性

さえある。 

地銀のジリ貧状況はもっと深刻だ。 

潰れても引き取り手がない地銀が出て

くるだろう。 


 日銀は国債の大量買い入れで 

12兆円もの潜在的損失を抱えている上、

15%ほどの株価下落に よってTOPIX

(東証株価指数)が 1350ポイント程度

を下回ると、含み損を抱えるという。 

日銀の自己資本は約8・7兆円 

(2018年度上半期時点)だ。 

「債務超過」した中央銀行が傾いた 

金融機関を救済できるだろうか。  


 安倍首相は16年の伊勢志摩 サミットで 

「世界経済はリーマン・ショック前に似て

いる」と大ボラを吹いて国際的なヒンシュク

を買ったが、デタラメな政策をフル動員した

結果、 肝心の時の政策手段を使い果たして

しまったのだ。 

デフレ脱却の兆しも見えない。 

この状況でリーマン・ショック級の危機を

迎えたら、どうなってしまうだろうか。 


 この間、大手メディアも主流経済学者も

アベノミクス批判をタブー視し、沈黙して

きた。 

そのせいで多くの人はリスクの存在にさえ

気づかない。 

われわれはブレーキの利かない車に無理やり

引きずり込まれ、 崖に向かって突っ走って

いるようなものだ。

空に放り出される前に、ガソリン切れを願う

しかない。 

異様な状況だ。 


 【転載終了】 

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>この間、大手メディアも主流経済 

 学者もアベノミクス批判をタブー 

 視し、沈黙してきた。 

 そのせいで多くの人はリスクの 

 存在にさえ気づかない。 


 ↑ に気付いていない国民が安倍内閣

支持の40%です。 


 適菜収氏がいう、

 「バカがバカを支持すると・・・・・」 

ということになってしまうのでしょう。  


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