消費増税とアベノミクスで物価は6.6%も上昇した!
GDP600兆円目前のカラクリ
【転載開始】
■消費増税とアベノミクスで物価は6.6%も
上昇した
公開日:2019/03/14
実質賃金についてお話しします。
実質賃金は、名目賃金
(金額そのままの賃金)を消費者
物価指数で割った値のことです。
これにより、本当の購買力が分か
ります。
例えば、名目賃金が10%上がった
としても、消費者物価指数が10%
上がってしまえば、実質賃金の
上昇率はゼロであり、購買力は変わ
りません。
賃金は「実質的に言って」上がって
いないことになります。
このように物価を考慮しないと本当
の賃金の姿は見えません。
したがって実質賃金が重視されるの
です。
実質賃金は、物価の伸びが賃金の
伸びを上回ると下がります。
2018年と12年を比較すると、
実質賃金の算定基礎となる消費者
物価指数(持ち家の帰属家賃を除く
総合)は6.6%も伸びています。
その一方で、名目賃金は前回説明
した凄まじいインチキを駆使しても
6年間で2.8%しか伸びておらず、
アベノミクス前と比較して3.6%
も低いのです。
物価が上がったのは14年の
消費増税に加えて、アベノミクス
第1の矢である異次元の金融緩和
によって円安インフレが生じたため
です。
日銀の試算によると消費増税に
よる物価上昇は2%とのことですので、
残りは円安が最も影響したと言って
いいでしょう。
15年に原油が急落した影響である
程度は円安インフレが抑えられていた
のですが、17年以降にまた原油価格
が戻し始めたため物価も上昇していき
ました。
なお、「新規労働者が増えたから平均値
が下がり、それで実質賃金が下がった」
というよく聞くヘリクツはデマです。
平均値の問題であれば、名目賃金も
下がらなければいけませんが、
下がっていません。
こういうヘリクツを 並べる人は物価
急上昇という事実を無視します。
そもそも、実質賃金の算定式すら知ら
ないのでしょう。
単に物価上昇が名目賃金の上昇を
上回ったため、実質賃金が急落した
のです。
ところで、「2%の物価目標が達成でき
ない」と盛んに報道されるため、 物価は
上がっていないと勘違いされているのでは
ないかと思います。
ここで言う「2%」は、「前年と比べて」
の「2%」で、「アベノミクス開始から」
の「2%」という意味ではありません。
しかも、増税の影響は除かれるのです。
アベノミクスの矢が放たれて以降、
増税の影響も加味すると、前述のように
物価はこの6年間で6・6%も上がって
います。
「増税+アベノミクス」でわれわれの
生活は苦しくなったということです。
次回は、国内消費の驚異的停滞に
ついてお話しします。 (つづく)
【転載終了】
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最近では、この詐欺政権に国民が
気付くことがあるのかな?と、思って
いますかね。
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