世界が苦笑するトンデモ理論「MMT」を真顔で実験するアベ・クロ!
MONEY VOICE
【転載開始】
日本の借金拡大は問題なし?
世界が苦笑するトンデモ理論
「MMT」を真顔で実験するアベ・クロ
経済成果は出ていない。
MMT政策の副作用が出るのはこれから・・・
■ノーベル賞学者が鼻で笑う「MMT」理論
ここへきてにわかに注目されている
財政拡大理論、通称「MMT」をご存知
でしょうか?
「独自の通貨を保有する国の政府は、
通貨を限度なく発行できることから、
デフォルトに陥ることはなく、政府債務
残高がどれだけ増加しても問題ない」
という理論です。
これは近代経済学から考えればとんでも
ない理論であり、少し賢い小学生が聞いて
も首をかしげるだろう内容です。
このMMT理論、米国の政府債務が
すでに22兆ドル、日本円にして2,400兆円
にまで膨らんだことから、これをどうするか
の議論でいきなり登場したもので、米国内
では想像以上にこの理論の実践をめぐって
激しい論争が巻き起こっています。
MMTの実践を提唱する1人として有名
なのが、ニューヨーク州立大学の
ステファニー・ケルトン教授です。
ユーロのように共通通貨を持つなかでの国
はデフォルトリスクがあるものの、
米国のような独自通貨をもつ国では政府
債務増加がマクロ的供給不足を引き起こす
ことでインフレを起こさない限りはなんら
問題ないとしています。
これについて、多くのノーベル賞学者や
ウォール街の経営層からも話にならない
クズ理論であると猛烈に揶揄されています。
■とんでもない錬金術を先行実践する、
MMT先進国「日本」
しかし、冷静に考えてみますと、
この理論を2012年末から粛々と進めている
国があることに気づかされます。
そうです。
アベノミクスとやらの自分の名前を入れた
経済政策を行っている安倍首相と、
日銀黒田によるアベクロ政策が、
まったくもってこの世界を突き進んでいる
のです。
いくら国の借金が増えても、紙幣だけ
印刷してバラまいていれば特段問題は
ないし、インフレも起こらない。
これは箇条書きにしてみると。
まさに足元の日本がやらかしている政策
にほかなりません。
■湯水のように税金を使う日本政府
本来、長期金利は中央銀行では
コントロールできるものではないという
のが通説で、以前は日銀のホームページ
にも細かくその説明が行われていました。
しかし、役人上がりの財務省の密使
黒田総裁が登場してからは、
日銀は市中にある国債を徹底的に買い
まくることで長期金利さえもコントロール
することに今のところ成功し、乱発する
国債の利払いすらも金融抑圧の完全
実施により免れるという、まさに新たな
ノーベル経済学賞候補になりかねない
実践を行っているわけです。
このほとんど日銀による財政ファイナンス
と言える仕組みを手にいれてしまった
安倍総理大臣は、タバコを吸うのを覚えた
サルがヘビースモーカーへと転落するが
ごとく、湯水のように金を使うようになって
います。
外遊すれば金をバラ撒いてすでに5兆円
以上の資金提供を海外に行っていますし、
年度予算もなんということもなく100兆円を
超え、米国からは日米通商交渉が始まる
まえから高額戦闘機購入を気前よく決める
という始末で、財政規律の問題などまったく
気にしていないことが窺われます。
結果として、案の定何年緩和をやっても
名目物価2%の達成は覚束ないものの、
MMT政策はすっかり日本版ゴルディロックス
(適温相場)の世界を実現することとなって
しまっています。
■統計偽装で判明、経済成果はほとんど
出ない
一見すると、実にうまくいっているかの
ように見えるこのMMT型の政策。
しかし、本当に何の問題も起こらずに
切り抜けられるかどうかを判断するのは、
まだまだ早い状況です。
はからずも先行して実証実験をして
しまっているアベクロ政策は、
結局なんの成果もでず、賃金からGDPに
至るまで、とにかく統計改ざんをすること
でしか成果を国民に知らしめることが
できないという、かなり厳しい状況に陥って
います。
安倍政権が瓦解した後で、
「実はこの7年間はマイナス成長で、とっく
の昔にリセッションに陥っており、デフレも
進行中」などということがわかるのでは
ないかと危惧する次第です。
■とてつもない失敗が示現するのはこれから
また、日銀がいずれ向かわなければ
ならない出口戦略では、
大量購入のETFは別組織に売り飛ばして
まんまと飛ばしを実現できても、
国債だけは飛ばしができない深刻な状況です。
つまり、とてつもない失敗が襲ってくるのは、
まだこれからということになります。
為替の世界でいいますと、
最初は猛烈な円高が示現することになるの
でしょうが、その後は日本売りが進み、
三流国へと突き進む過程で恐ろしいほどの
円安が進んでお仕舞いになるのではないか
とも思う次第です。
経済の劇薬ともいうべきMMTの成果や
副作用は、ここからの日本の姿を見て
いれば粒さに評価できるものと思われます。
それにしても、こうした実証実験を進める
安倍首相と黒田日銀総裁には、
なんの罪悪感も感じられません。
早いところ退任してしまえばそれでお仕舞い
と思っているのかはわかりませんが、残された
子どもたちの世代が原発の放射能と同様に、
非常に深刻な社会状況に直面することがとても
心配 になる今日この頃です。
【転載終了】
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「アベクロノミクス」はクズ理論だそうです。
もう手遅れなんだろうな~!
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