GDP記録更新中 “アベノミクス以降”のみ毎年20兆円カサ上げ!
GDP600兆円目前のカラクリ
【転載開始】
■GDP記録更新中 “アベノミクス以降”のみ
毎年20兆円カサ上げ 公開日:2019/03/16
アベノミクス演出に大きく貢献した
GDP算出方法の変更についてお話し
します。
2016年12月8日、内閣府は
GDPの算出方法を変更し、
それに伴い、94年以降のGDPを
すべて改定して公表しました。
改定前の名目GDPの史上最高額は
97年度であり、15年度とは
約20兆円も差がありました。
ところが、改定後だと、97年度と
15年度の差は0.9兆円となり、
ほとんど差がなくなりました。
歴史が変わってしまったと言って
よいでしょう。
この改定は表向き、最新の国際的
GDP算出基準である「2008SNA」
への対応が強調されました。
この基準だと、研究開発費等が上乗せ
されるので、毎年のGDPがだいたい
20兆円程度カサ上げされます。
しかし、本当に重要なのはそこでは
ありません。
この「2008SNA」とは全く関係のない
「その他」の部分で大きな数字の調整がされて
いるのです。
改定前後で差額を比較すると、
①「2008SNA」対応によるもの
②「その他」によるもの――の
2つに大別することができますが、
②に対応する差額を抜き出すと、
異常なことになっています。
アベノミクス以降“のみ”大きくカサ上げ
されているのです。
アベノミクス以降の平均値を出すと
5.6兆円もカサ上げされています。
ところが、それ以外の年度はほぼ
全部マイナスであり、特に90年代は
完全に全部マイナスです。
平均値を出すとマイナス3.8兆円 の
「カサ下げ」になっています。
つまり、「その他」の部分だけで、
アベノミクス以降と90年代では
平均して約10兆円も差がついて
いることになります。
このように、名目GDPが高かった
90年代をカサ下げし、アベノミクス
以降を思いっきりカサ上げしたことに
より、
「15年度の名目GDPが97年度に
ほぼ追いつく」という信じられない現象
が起きたのです。
そして、16年度の名目GDPはめで
たく史上最高値を更新し、現在も日本の
GDPは史上最高値を更新中――という
状況になって います。
私はこの「その他」によってアベノミクス
以降のみ大きくカサ上げされ、逆に90年代
は大きくカサ下げされる現象を
「ソノタノミクス」と名付けました。
この「ソノタノミクス」でカサ上げされた
数字ですが、改定前後の名目最終消費支出の
差額と比較してみると、アベノミクス以降
のみ、3年度連続で一致します。
つまり、「ソノタノミクス」により、
アベノミクスで最も失敗した国内消費の
数字を修正しようとしたのでしょう。
しかし、前回も指摘した通り、これほどの
インチキをしても、 国内実質消費は
「3年連続減少」 「4年前を下回る」と
いう悲惨な「結果」 を残しているのです。
次回はソノタノミクスについてより
詳しくお話しします。=つづく
【転載終了】
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ペテン政権の本質を表すデータといっても
いいでしょうね。
粉飾された数字で、日本は三流国にひた走って
いるということですよね。
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