福岡知事選で“麻生アレルギー” 学会や九州財界から爪弾き!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■福岡知事選で“麻生アレルギー”
学会や九州財界から爪弾き
公開日:2019/03/19
花粉症の方にはツライ日が 続くが、
福岡では“麻生アレルギー”
が猛威を振るっている。
21日告示の県知事選(4月7日投開票)
は、麻生財務相が支援する新人と、
二階幹事長が後押しする現職との
“遺恨試合”と騒がれているが、
現状は、麻生氏側が大きく水を
あけられている。
原因は、凄まじい“麻生アレルギー”。
嫌われる麻生氏は、
地元政界や経済界からすっかり爪はじき
にされているのだ。
■推す新人は現職に4倍も引き離され・・・
自民党の最新の情勢調査では、
現職知事の小川洋氏(2011年初当選)
の68%に対し、新人の元厚労官僚・
武内和久氏が16%だったという。
約4倍もの大差で、
告示前にもかかわらず「もはや勝敗は決した」
(福岡県政関係者)との見立てがもっぱらだ。
麻生氏は16年10月、
福岡6区補選で自らが推した候補者の
応援に小川氏が姿を見せなかったことに
激怒。
当時、自身が推した候補が落選した
ことに、いまだ恨み骨髄で今年1月末、
安倍首相と甘利選対委員長と会談し、
武内氏への「党本部推薦」を強引に
取り付けた。
このやり方に地元は猛反発。
特に、集票力を持つ創価学会は総スカンだ。
今月2日、小川氏を支援する
「福岡県民の会」発足式には学会幹部が
参加。
公明党の弘友和夫元参院議員も壇上から
「勝利に向かって公明党も頑張ります」
とエールを送った。
翌3日、公明党県本部が小川支援を
正式決定した。
「麻生さんの武内氏支援は“自己都合”。
学会関係者は、『何の事前説明もない
まま“武内支援を”と言われても付いて
いけない』といった不満を漏らしている」
(地元メディア関係者)
地元経済界もソッポを向いている。
「建設、医療など幅広く手掛ける
『麻生グループ』の一族である麻生氏
は、地元経済界に太いパイプを持って
いると思われがちだが、そんなことは
ない。九州電力や福岡銀行などで構成
される任意団体『七社会』が厳然たる
力を持っている。中でも、九電の取引
業者が名を連ねる『九電商友会』は
政界への影響力が強い。既に商友会
関係者から『今回の麻生さんのやり方
には賛成できない』という声が上がって
いる」(地元メディア関係者=前出)
■「麻生NO」でも居座るのか
そもそも、商友会は初当選の時から
ずっと小川氏を支援し続けてきた。
今さら「武内支援」に寝返る理由は
ない。
さらに深刻なのは、麻生自身の悪評だ。
「武内陣営の関係者は『候補者の
資質以前に、麻生さんの評判がヒド
すぎる』と嘆いています。公文書改ざん
やセクハラ擁護発言、統計不正でも
名前が挙がったから、陣営が頭を
抱えるのは当然です」
(県政関係者=前出)
そんな悪評を知ってか、武内氏は
先月22日、初の街頭でもたった
1人で演説。
議員と居並ぶことを避け「麻生隠し」
に徹している。
すっかり爪はじき者だが、「麻生NO」
の民意が示されても、やっぱり居直る
のか。
「そもそも、麻生氏が『子飼い』
の候補を突然立ててきたのは、
あくまで党内の権力争いが原因。
地元有権者に目が向いていません。
ですから、地元が納得するワケが
ありません。また、知事選で武内氏
が負けても、『責任を取る』などと
いうこともしないでしょう。その
程度で責任を取るなら、公文書改ざん
などで責任を取らなかったのはなぜ
なのか、説明がつかないからです。
結局、今の立場に居座ろうとする
でしょう」
(政治ジャーナリストの角谷浩一氏)
反省知らずの居直り麻生氏の有害性は、
もはや花粉を超える。
【転載終了】
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日本の政治力の衰えは、世襲が2世、
3世と進むほど落ちてきていますね。
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