日本は世界最大の債権国から陥落間近・・・
Bloomberg
【転載開始】
■日本は世界最大の債権国から陥落間近、
ドイツが猛追-そのとき円は
日本は世界最大の債権国から
陥落間近、ドイツが猛追- そのとき円は?
■小宮弘子、Chikako Mogi
2019年3月22日
日本が四半世紀以上謳歌
(おうか)してきた世界最大の
債権国としての地位を失う日が
近づいている。
背後に迫るのはドイツだ。
世界最大の債権国から日本
が転落したとき、為替市場
では何が起きるのか。
5年以内に日独逆転が起こる
可能性があるとみるみずほ銀行
の唐鎌大輔チーフマーケット
エコノミストは
「リスク回避通貨として円を
投機勢が選ぶだろうか」と
指摘したうえで、政治の安定
などの条件がそろえば、
ユーロが円をしのぐリスク回避
通貨になり得るとみている。
■General Images of Banknotes
ユーロと円紙幣Photographer:
Kiyoshi Ota/Bloomberg
財務省データによると、
日本の対外純資産残高は2017年
末で328兆円となり、3年連続
で減少した。
一方、ドイツは261兆円で2年
ぶりに中国を上回った。
18年末の残高は5月に発表される
見込み。
対外純資産の蓄積をもたらす
経常黒字は11年以降、
ドイツが日本を上回っている。
国際通貨基金(IMF)のデータ
によると、16年以降はドイツが
最大でその状態は予測期間の23年
まで続く。
■ドイツは2016年以降世界最大
本来、経常黒字の拡大は通貨高
を招き、通貨高が競争力を低下
させることで黒字は縮小に向かう。
唐鎌氏は、単一通貨ユーロの場合、
黒字の稼ぎ頭であるドイツの強さ
に見合うほどの通貨高が起こらず、
黒字が増え続けるため、
「いずれ対外債権国通貨として
ユーロは円に取って変わるはず」
と指摘。
イタリアなど対外債務国もある
ため、ユーロ圏全体で世界最大
の債権国となるのはだいぶ先だが、
「ドイツ一国がなればかなり大き
な話だ」と述べた。
14年にユーロ圏の日本化について
の著書を刊行した唐鎌氏は、
ユーロがドイツにとって割安で
あり続け、輸出主導の成長になれ
ばなるほど、金融政策も為替動向
に敏感になる傾向が強まるとも
指摘。
それは金融政策に従属する
「日銀にそっくり」で、 欧州中央銀行
(ECB)の 「日銀化がより進む」
とみる。
ユーロ高が進んでいた約1年前、
ドラギECB総裁は講演で ユーロ高は
「景気拡大だけでは説明しきれ ない」
と、厳重に監視する必要があると述べ
ている。
日銀の黒田総裁は先月の衆院財務金融
委員会での答弁で、円高が進んで経済
や物価情勢 に影響を与えた場合に追加
緩和を検討する考えを示している。
【転載終了】
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ここでも、日本の悪いデータが
出てきましたね。
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