もう一度政権交代すれば、記者会見は開放できる!
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■もう一度政権交代すれば、
記者会見は開放できる
2019年3月27日
「記者会見の主催権を記者クラブ
から取れ」。
鎌倉市長として日本で初めて
記者クラブを廃止した竹内謙 (故人)
が、授けてくれた極意だ。
記者クラブは役所の施設内に
家賃も光熱費も払わずに居候
しているのだから、当局が
その気になれば 「記者会見の主催権」
を奪える。
記者会見のコンテンツも当局の
ものなのだから、なおさら可能だ。
竹内・鎌倉市長(1993~2001年)は
それを実行した。
民主党連立政権下で金融・郵政
担当大臣だった亀井静香は、喧嘩
上手だけあって、記者クラブとの
闘い方も巧みだった。
記者クラブは当然のように
フリーランスの記者会見出席を
拒んだ。
亀井大臣は記者会見を 「記者クラブ用」
と「非記者クラブ用」とで2回に分けて
行った。
亀井の見事さは「非記者クラブ」に
だけ「特ダネ」をサービスするのである。
「これはアンタたちだけに話すんだ
けどね」と前置きして。
記者会見は週に2回。
記者クラブメディアは週に2回もネット
などの「非記者クラブメディア」に
抜かれるのである。
たまったものではない。
記者クラブはネをあげた。
終いには非記者クラブとの「共同開催」
を申し入れてくるに至ったのである。
金融庁事務方の最高幹部は
「記者クラブの方がギブアップしたん
ですよ」と田中に明かした。
平成の日本をガタガタにした
「原発事故」と「アベノミクス偽装」は、
いずれも記者クラブが密接に絡む。
記者クラブは冤罪の温床でもある。
政治家はじめ当局側が本気になれば、
記者会見は開放できる。
ただし記者クラブと癒着した自公政権
にそれを期待するのは無理だ。
旧民主党系政党の記者会見は、
現在もフリーランスの出席可である。
もう一度政権交代すれば、 記者会見は開放
できる。
日本の再生のためにも記者会見の開放は必須
である。(敬称略)
【転載終了】
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亀井静香氏のような対応を
自民党の議員に期待するのは
無理です。
ここまで、懐の深い議員は
一人もいませんから。
こんな議員を選出してくる
選挙区の問題でしょうね。
政権党の自民議員なら地元に
利益を誘導してくれるという、
利益誘導型投票ですね。
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