凋落した平成日本の現実・・・
永田町の裏を読む
【転載開始】
■世界的な波に致命的に乗り遅れて
凋落した平成日本の現実
公開日:2019/03/28
間もなく終わろうとする平成と
いう時代を振り返るため、
いろいろな分野のデータを集めて
いるのだが、その中でもとりわけ
驚いたのは、日本株の時価総額
の凋落ぶりだった。
1989(平成元)年はバブル
のピークで、その当時の日本株の
時価総額は全世界の半分を超え
ていた。
中尾茂夫明治学院大学教授の近著
「日本が外資に喰われる」
(ちくま新書)に掲げられている
分かりやすい図表を見ると、
89年の世界時価総額ランキング
の断然のトップはNTTで、
それに続き日本興業銀行、
住友銀行、富士銀行、 第一勧業銀行
と5位までを 日本企業が占め、それ以下も
三菱銀行(7位)、
東京電力(9位)、
トヨタ自動車(11位)、
三和銀行(13位)、
野村証券(14位)、
新日本製鉄(15位)など、
なんと上位30のうち
21社が日本企業である。
それに対して、2018年
のランキングを見ると、
最上位を占めるのはアップル、
アルファベット(グーグル)、
マイクロソフト、アマゾン、
テンセントなど米国と中国の
IT系企業で、世界トップ30
のうち18社が米国、
5社が中国。
日本はどうしたのかと思えば、
辛うじて29位にトヨタが
残っているだけである。
この一事を見ただけでも、
30年間の最後5分の1を
占めるアベノミクスを含めて、
平成の日本が結局のところ
バブル狂乱の後の崩壊と収縮
に何ら対処することができ
ないままに、世界的なIT化
の波に致命的に乗り遅れて
きたことが分かる。
国連が毎年発表する
「世界幸福度ランキング」でも、
日本は15年の46位から
下がり続けて19年は58位。
近辺にどういう国があるかと
いうと、上にエクアドル(50位)、
タイ(52位)、韓国(54位)、
エストニア(55位)、
下にホンジュラス(59位)、
カザフスタン(60位)と
いったところである。
あるいは、米CIAの
「ワールド・ファクトブック」
最新版の世界実質成長率
ランキングを見ると、
日本は164位で、
アジアの中では17位。
下にはブルネイ、北朝鮮、
東ティモールがいるだけの
最下位集団である。
こうした数字は、たぶん読者
の皆さんが抱いている自国
イメージとだいぶかけ離れて
いるのではあるまいか。
にもかかわらず、総理大臣を
筆頭にこの国の人々は、
まだ40年も前の
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」
幻想にとらわれていて、
多くの指標で上位にある近隣諸国
に軽蔑の言葉を投げたりしている。
これが平成末の「世も末」 姿で
ある。
【転載終了】
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このヘイトスピーチは、
安倍政権 になってから目立って
きました。
安倍政権を支えているのは、
このような考え方の支持者なの
でしょうね。
特徴は、特出した無知さです。
彼らがヘイトするところが出自
のリーダーなのに。
平成の終わりは、独裁政権が
壊した時代と言えるでしょうね。
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