厚生年金70歳以上義務化で・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■厚生年金70歳以上義務化で
日本は“ブラック国家”まっしぐら
公開日:2019/04/17
〈厚生年金加入、70歳以上も
厚労省 納付義務を検討〉――。
16日の日経新聞の朝刊1面トップ
記事は衝撃だった。
会社員らが加入している厚生年金の
保険料を納付する義務年齢について、
厚労省が現行の70歳未満から
70歳以上に引き上げる検討に入った、
というのだ。
厚労省は今年、5年に1度の公的
年金制度の検証作業を実施する。
記事によると、6月をめどに厚生年金
の加入期間を延長した場合の年金額の
試算結果を公表。 保険料の支払期間に
ついて 「75歳まで」といった具体的
な数値が盛り込まれるかが焦点になる
という。
予想されていたとはいえ、
いよいよ議論が本格化するのだ。
記事では
〈内閣府の調査では仕事をしている
高齢者の約4割が「働けるうちは
いつまでも」と答える。長生きに
備えて、健康のうちは一定時間以上
働く高齢者にとっては、加入期間
の延長によるメリットは大きくなる〉
などと解説していたが、高齢者の
ホンネは
「年金収入だけでは暮らせないから
やむを得ず働く」だろう。
仮に保険料の支払い義務が75歳
なんて事態になれば、今以上に生活
が困窮する高齢者が続出するのは
間違いない。
すでに公的年金制度は受給開始
や納付期間の年齢がどんどん引き
上げられる一方、将来、きちんと
受け取れるのかも分からなくなって
いる。
政府が強調する「100年安心」
なんて言葉だけ。
本年度以降、国保料の大幅引き上げ
も始まるが、今の政府は国民から
カネを搾取することしか考えて
いない。
米国の言い値で大量の武器を買った
り、外遊の口実にするために海外に
カネをバラまいたりしているから
税金が足りなくなるのだ。
■「死ぬまで働け」ということか
そもそも
「70歳以上の保険料納付の義務化」
は、安倍首相が議長を務める
「未来投資会議」で打ち出された
ものだ。
この会議は、首相のお友達や取り
巻きが大儲けする仕組みを次々と
つくる一方、国民はカネを生む奴隷
と考えているらしい。
2020年にも関連法案を国会に
提出する可能性があると報じられて
いるが、国民が東京五輪のお祭り
ムードで浮かれている時期を狙って
いる魂胆がミエミエだ。
経済ジャーナリストの荻原博子氏
は「問題は納付義務の年齢引き上げ
だけではない」と言い、こう続ける。
「現行制度では、従業員数501人
以上の企業や月額賃金8・8万円以上
などの条件を満たした人は厚生年金に
加入しなければならないが、政府は、
この賃金額の引き下げや従業員規模の
縮小なども検討している。あの手この手
で年金制度を支える要員を確保したい
のです。それでいて、年金資金を株に
投資し、昨年10~12月期は14兆円
も損失を出している。今の政府は 『国民
は死ぬまで働け』としか思っていないの
でしょう」
この国は「ブラック国家」の道を
まっしぐらだ。
【転載終了】
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そもそも、北欧並みの重税で老後保障も
ない国に問題がありますよね。
今でも、高齢の方たちが、スーパーの
レジとか道路工事の立ちんぼうで働いて
いますよね。
妻の実家ご近所に、高齢のご夫婦で無年金
の方がいるのでが、私の両親と同年齢であり、
病気気味なので子供さん方が金銭的な援助を
しなければならないようです。
私と違い、子供さんが4人いますが、金銭
援助は大変のようです。
長男さんのお嫁さんは、妻の同級生ですが
心身ともにバランスを崩してきているようです。
暮らしにくい国です。
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