GW10連休を襲うガソリン高と値上げラッシュ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■先物が最高値
GW10連休を襲うガソリン高と値上げラッシュ
公開日:2019/04/23
史上初の10連休はガソリン高が
水を差す――。
22日の東京商品取引所で中東産原油
(先物)は一時、
1キロリットル=4万9020円と
今年の取引時間中の最高値を更新した。
どうやら、原油高騰の勢いは止まり
そうにない。
この先、ガソリンにとどまらず、
原油関連の値上げが待っている。
世界経済が不透明なのに原油価格は
元気だ。
ニューヨーク原油先物価格(WTI)は、
昨年末の1バレル=42ドルを底に
ジワジワ上昇。
今年4月、60ドルを突破し、
現在は65ドル前後で推移している。
昨年末比で54%も高い。
「世界経済の減速が懸念されている中、
原油価格が上昇しているのは、OPEC
やロシアの大幅減産や産油国リビアの
政情不安に加え、米国がイラン、ベネズエラ
への経済制裁を強めているからです」
(経済ジャーナリスト・井上学氏)
ポンペオ米国務長官はきのう、
イラン産原油の禁輸制裁に関し、
日本など8カ国・地域への適用除外を
延期しない方針を表明した。
割安で人気のイラン産原油は当面、
日本に入ってこない。
原油高騰で、27日から始まる10連休
のガソリン価格は、GWとしては、
5年ぶりの高値水準になりそうだ。
先週のガソリン価格は
1リットル=147・2円と、9週連続で
値上がりしているが、連休中は、
さらに上昇する見込み。
かさむ出費にガソリン価格が追い打ちを
かけることになる。
■消費増税直前“値上げの夏”到来
加えて、心配なのが連休後だ。
原油の高止まりが続けば、ガソリンの
他にも、値上げは広がる。
電気、ガス、燃料サーチャージ、物流費、
プラスチック製品・・・。
早速、樹脂大手の「プライムポリマー」
は先週、フィルムや自動車部品に使う
ポリエチレンやポリプロピレンなど
汎用樹脂の値上げを発表した。
同業他社も追随するとみられている。
「春に食品を中心に値上げがありま
したが、この先、原油高を理由とする
値上げが広がる可能性が高い。原油関連
の値上げは、WTIなど客観的な国際
指標があり、理由が明確。価格交渉の
余地はほとんどありません。短期間で
価格転嫁されていくでしょう。ちょうど、
10月の消費増税の直前というタイミング
で、全般的に物価が押し上げられること
になります。なにしろ、原油はあらゆる
物価に影響していますからね」
(井上学氏)
10連休後は、反動で消費の低迷が
予想されている。
その上、原油関連値上げが直撃し、
10月から消費税が10%に引き上げ
られれば、庶民の懐は凍りつく。
凍結すべきは消費税の方だ。
【転載終了】
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個人的には、消費増税は延期と
みていますが、財務省が黙って
いるかですね。
第一次安倍政権の時のように、
安倍降ろしに動くか?
モリカケで安倍首相を守った
のは、ひとえに消費増税10%
のためと思うのですがね~?
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