「終身雇用守れぬ」発言に隠された経団連の“本音”!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■会長の「終身雇用守れぬ」
発言に隠された経団連の“本音”
公開日:2019/04/23
22日、都内で開かれた経団連と
大学による産学協議会で、
学生の通年採用の拡大を盛り込んだ
報告書がまとまった。
報告書では、春季一括採用に加え、
個々の企業ニーズに応じて雇用
する仕組みの必要性などが盛り
込まれ、
「(専門性の高いスキルを持つ人材
などを通年採用する)ジョブ型雇用
を念頭に置いた採用も含め、複線的
で多様な採用形態に秩序をもって
移行すべきだ」と明記された。
従来の新卒一辺倒ではなく、
既卒にも広く門戸を開くことにつな
がる採用活動は大いに歓迎すべき
だが、気になるのは経団連の“本音”
が別にあるのではないか、という
疑いだ。
「企業は従業員を一生雇い続ける
保証書を持っているわけではない」
「一括採用で入社した大量の人を
効率よくトレーニングする考え方は、
今の時代には合わない」
22日の会見で、こう強調していた
経団連の中西宏明会長(写真)。
19日にも「正直言って、経済界は
終身雇用なんてもう守れないと思って
いるんです」と発言して波紋を呼ん
でいるが、この言葉通りに解釈すると、
経団連が必要としている人材とは
「若く」て「人材育成の必要のない
即戦力」かつ、「低賃金」で、
「いつでもクビOK」ということだ
からフザケている。
■学生時代は雀荘通いだったクセに・・・
勉強する学生がほしい――とも報じ
られているが、経団連加盟企業の幹部
社員は学生時代、そんなに勉学に打ち
込んできたのか。
例えば中西会長が新卒で日立に入社
した70年代は高度経済成長期~
安定経済成長期のまっただ中。
終身雇用や年功序列賃金が導入された
のもこの頃で、中西会長だって十分、
この恩恵を受けたはずだ。
現金給与額は前年比2ケタ増(率)が
当たり前。
大学入学金は国立が5万円、
私立大で9・5万円で、大学周辺は雀荘
が林立し、学生たちは授業そっちのけで
雀荘に入り浸っていた。
そんなお気楽でノホホンとした学生時代
を過ごしながら、たまたまエラくなった
からといって、数百万円を超える入学金、
授業料の借金返済に苦しむ大学生に対して
「よ~く勉強しろよ。でも終身雇用は
ないゾ」とはよくぞ言えたものだ。
安倍政権にヘコヘコしてハリボテ株価
を吊り上げ、内部留保ばかりため込んで
いる経団連の経営者の方がよっぽど勉強
不足だろう。
自分たちの無能ぶりを棚に上げて
「多様な採用」とは、
へそで茶を沸かすような話だ。
【転載終了】
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確かに、平成の経営者は無能ですよね。
昭和の財産を食いつぶしているといわれて
いますから。
学生さんたちも、厳しい時代を生きぬか
無ければならなくなりそうですが、鬱など
精神的な問題を抱えなければいいのですが。
私が現役のころには、鬱で休職する方が
少なくありませんでした。
私の同僚も複数人鬱で、仕事に復帰するの
に10か月くらいかかりましたかね。
自身も細かいことを気にするタイプなの
によく持ちこたえたと思います。
ノイローゼ寸前なときもあった様な気が
しますが。
意外と、図太かったのかな?(笑い
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