10連休・・・非正規労働者の家族と生活はどうなる?
街中の疑問
【転載開始】
■10連休で大ピンチ
非正規労働者の家族と生活はどうなる?
公開日:2019/04/28
今年のGWは史上初の10連休。
仕事で休めずボヤいている人も
いるだろうが、
働けるだけマシかもしれない。
仕事が休みになることで不安を
抱えているのが、非正規労働者
たちだ。
10日も仕事がないと、
彼らの生活はどうなるのか。
派遣で事務職をしている34歳女性は、
「給料は時給計算ですから、10連休は
厳しい。月収の3分の1がなくなるわけ
ですから」とため息。
連休にどこか行かないのか尋ねると、
「来月の収入を考えたら、お金は使え
ません。それでも、私はひとりだから、
まだいい。シングルマザーの友達は、
『保育園に子どもを預けられず、連休
でも仕事がある派遣先なのに、休まざる
を得ない』と言いますから」とさらに
大変だ。
貧困問題に取り組む「ほっとプラス」
代表理事で、聖学院大学客員准教授の
藤田孝典氏はこう話す。
「2000年以降は、1億総中流では
なく、二極化が進んでいます。旅行に
行けるのは、そのうち上流にいる人。
10連休では格差があらわになるでしょ
う。最も影響を受けるのは、日給や時給
で働く人々です。連休中に仕事がなく、
かといってどこかに行くこともできない。
そんな人は多いでしょう」
日雇い労働者らが、もしこの間に
生活困窮状態になってしまったら
どうなるのか。
「役所は閉まっているので、連休が
明けるまで公的サービスを受けること
はできません」
生活保護の支給については、
毎月1~5日のところ4月26日まで
の平日に前倒しされたが、保護を受けず
に働きながらネットカフェ暮らしをして
いるような人にとっては厳しい連休に
なるだろう。
しかし、つらい思いをするのは大人だけ
ではないという。
「子どもたちの間でも、家族でどこか
へ出かけられる子と、そうでない子が
います。体験の格差は、将来的にもさま
ざまな影響を及ぼします。大人も子ども
も、余裕のある家庭の連休の過ごし方を
テレビなどで見て疎外感を感じることも
あるかもしれません」
疎外感、孤立感といったマイナスな
感情を抱える人々が増えれば、
経済など社会全体のムードが悪くなる。
「政府は消費喚起だけに目を向けず、
不利益を被る人がいないかに目を配った
り、家計支出を軽減する政策が必要です。
給与の引き上げはもちろんで、お金が
なくても豊かな時間を過ごせるような
地域コミュニティーの再形成も欠かせ
ません」
格差是正は待ったなしだ。
【転載終了】
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個人的にも非正規の経験があるので、
経済的なダメージは分かります。
ひとつだけ忘れてはならないことは、
今、連休を楽しんでいる方々も、いつ、
非正規になるかわからない時代だという
ことです。
特に、大リストラを打ち出している、
金融関係の方たちも有余はありません。
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