追い詰められた安倍政権・・・

 桜井ジャーナル 


 【転載開始】


 ■追い詰められた安倍政権 2019.05.04  


 安倍晋三政権は追い詰められている。 

アメリカの戦略に従って中国、韓国/朝鮮、 

ロシアを悪魔化した幻影を国民に信じさせ 

てきたが、その戦略が日本を破滅させつつ 

ある。 

それは以前からだが、そのスピードが速まり、 

日本に余裕がなくなってきたのだ。 

本ブログでは繰り返し書いてきたが、 

日本の経済界は​矛盾​に耐えられなくなって 

いるように見える。 


 彼らが服従しているアメリカの支配層が 

急速に弱体化、その傲慢さや強欲さを隠さ 

なくなった、いや隠せなくなり、 

アメリカの命令に従うと日本は近い将来に 

破滅してしまう情況になっているのだが、 

アメリカから自立しようとすると日本で 

支配者面している人びとは自らの地位と 

財産/収入を維持できなくなる。 

この矛盾を天皇の交代で解消することは 

できない。 


 第二次世界大戦で降伏する前も後も 

日本は天皇制官僚国家である。 

そのシステムを作り上げたのがいわゆる 

「明治維新」にほかならない。 

イギリスを後ろ盾とする長州と薩摩が 

手を組み、徳川体制を打倒して天皇制 

官僚システムを作り上げたわけだ。 

その新体制を「明治王朝」と呼ぶ外国人 

もいる。  


 関東大震災のあった1923年から日本は

ウォール街の巨大金融機関、 

JPモルガンの強い影響を受けるようになる。 

1933年3月から45年4月まで、ウォール街と

対立していたニューディール派 の

フランクリン・ルーズベルト政権の時代は

日米主従関係が崩れるが、

駐日大使はルーズベルトが大統領に就任する 

直前に送り込まれたモルガン人脈の 

ジョセフ・グルーだ。 

この人物は大戦後、日本の「民主化」、 

つまり民主主義的な衣をまとった天皇制 

官僚システムを形作ったジャパン・ロビー 

の中心でもある。  


 1991年12月にソ連が消滅、ネオコンは 

アメリカが「唯一の超大国」になり、 

誰から咎められることなく軍事力を行使 

できるようになったと考えた。 

このネオコンは欧米の金融資本とも深く 

結びついている。 


 そうした考え方に基づき、国防次官を 

務めていたポール・ウォルフォウィッツ 

が中心になり、1992年2月に作られた 

世界制覇プランがウォルフォウィッツ・ 

ドクトリン。 

そのドクトリンに基づいて日本をアメリカ 

の戦争マシーンへ組み込む出発点が1995年 

に出されたナイ・レポートだ。 


 そのドクトリンの前提はアメリカの 

ライバルだったソ連の消滅とロシアの 

属国化。 

西側巨大資本の傀儡だったボリス・エリツィン 

の時代はパクス・アメリカーナは実現思想 

に見えたが、21世紀にロシアが再独立に成功、 

ウォルフォウィッツ・ドクトリンの前提は 

崩れた。  


 ネオコンたちは力でロシアを再属国化 

しようとしたが、成功していない。 

その間、アメリカは自らの傲慢さ、強欲さ、 

そして弱さを明らかにしてしまった。 

中国、トルコ、韓国、朝鮮などの政策変更 

はこうした情況の変化も影響しているだろう。 

傀儡と見られているドイツの首相もアメリカ 

の言いなりにはなっていない。 


 【転載終了】 

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 いまや、アメリカベッタリは日本だけです 

からね。 


 アメリカと共に、世界から孤立するかも。 

何れにしろ、日本はアジアでは孤立しかかって 

いますね。

 

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