米国がイランと戦争したら自衛隊は戦地に送り込まれる!
三枝成彰の中高年革命
【転載開始】
■米国がイランと戦争したら自衛隊は
戦地に送り込まれる
公開日:2019/05/18
先の連休中に自宅で、2005年
に公開された米国の戦争映画
「ジャーヘッド」を見た。
湾岸戦争を舞台にした作品だ。
主人公の海兵隊員は、猛烈な訓練を
こなして戦地に赴く。
だが、活躍の場はなかった。
戦闘らしい戦闘はなく、敵兵は空爆
で蹴散らされる。
逃げるイラク兵も爆撃で黒焦げ。
それを目の当たりにした主人公は
「逃げる敵を殺す必要はあるのか」
「何のために戦っているのか」と
呆然とする。
そんなストーリーだ。
戦争の愚かさはもちろん、机に
座ったまま軍隊に指示を与える
権力者のバカさ加減も浮き彫りに
している。
これまでも米国は、むなしい戦争
を繰り返してきた。
大量破壊兵器の保有という証拠を捏造
したイラク戦争は理不尽なものだった
し、泥沼化したベトナム戦争は狂気の
沙汰。
それなのに今度は、イランとの戦争に
突き進む恐れがあると報じられている。
中国との貿易戦争を仕掛けたトランプ
大統領ならやりかねないし、その頃も
まだ安倍さんが首相をやっているよう
なら、言いなりで自衛隊を送り込む
危険性は高い。
平和を維持するためという口実で自衛隊
に命令を下す――「令和」という元号が
暗示したことが現実になるんだ。
想像もしたくないが、もしも日本が
戦争に足を踏み込み、不幸にも自衛隊
に多くの犠牲者が出たりすれば、
入隊者はどんどん減っていく。
そうなれば徴兵制の復活も現実味を
帯びてくる。
少し前、当欄で米映画「記者たち」
を取り上げた。
イラク戦争に反対し、政府が証拠を
でっち上げていることを暴いた中堅
通信社の物語だ。
米国は好戦的な側面を持った危うい
国だが、反対の声を上げる人たちも
いる。
9.11で怒りが沸騰した米国に
あっても、カリフォルニア州選出の
バーバラ・リー下院議員は一人だけ
アフガン戦争に反対票を投じた。
これが米国の懐の深さだ。
それに比べて日本はどうだろうか。
「北方領土を取り返すには戦争しか
ない」などと発言した日本維新の会
(除名)の丸山穂高議員は批判の
集中砲火を浴びた。
ただ、彼は一介の野党議員だ。
耳を疑う発言をしたのは確かだが、
本当の権力を握っているのは安倍政権
の人たち。
ナンバー2の麻生さんや、安倍さんの
周りにいる政治家も信じられない失言
を繰り返してきた。
それなのに、さして批判もされずポスト
に座り続けている。
日本の現状は、常識が通じない
トランプ大統領を生んだ米国よりも劣る
ように思えてならない。
【転載終了】
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この内容は、以前私のブログで指摘
した内容と同じだと思います。
安倍政権が、「自密保護法」と
「駆け付け警護」の法案を急いだのも
このためと考えられます。
イランとの戦争は、イラクやシリア
とは比較にならない長期的なものになり、
人的被害も大きなものでしょう。
イラクやシリアとは軍事力が違います
ので、米国が簡単に手を出せる相手では
ありませんし、ロシアが黙っていないで
しょう。
もし、ホルムズ海峡を封鎖されたら、
日本は石油輸入が途絶えてしまいます。
バカに政治をやらせてはいけません。
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