稚拙な外交手法の失敗・・・

 永田町の裏を読む 


 【転載開始】


 ■言葉遊びで相手が引っかかるのを待つ 

 稚拙な外交手法の失敗 

 公開日:2019/05/23 


 安倍晋三首相は19日、北朝鮮に 

よる拉致被害者の家族らと会い 

「残念ながら日朝首脳会談については、 

まだメドが立っていないのは事実だ」 

と率直に認めた。 


  それはそうだろう。 

安倍は1年前までは 

「対話のための対話は不要」で米国と 

足並みを揃え 

「最大限の(ということは軍事・経済 

両面で)圧力をかけ続ける」と勇まし 

く叫んでいたのに、トランプ米大統領 

にあっさりとハシゴを外されて焦り、

急に「条件をつけずに対話したい」と 

言い出した。 

これでは先方も戸惑うばかりである。 


 しかもこういうことは、表舞台と 

裏工作、実はもうひとつ裏に極秘ルート 

もあるといった二重、三重の仕掛けを 

周到に用意して立体的に進めなければ 

ならないが、安倍のやり方は、 

「最大限の圧力」という表現を 

「引き続き圧力をかけ続けることに 

変わりはない」と言い換え、それでも 

足りないと見るや「圧力」という言葉 

そのものを引っ込めるという、 

“言葉遊び”のようなことをしながら、 

小出しに餌をまいて相手が引っかかる 

のを待つ単純かつ素朴なもの。 

滞日体験の長い米国人記者に言わせると、

「外洋でカツオの一本釣りをするよう 

なダイナミックな場面で、釣り堀で 

金魚を釣るようなチマチマしたやり方 

をしてもうまくいかないでしょう。 

だから金正恩委員長も、さらに北方領土 

交渉で言えばプーチン大統領も、食い 

ついてこない」ということになる。  


 「いや、方針転換するのはいいんです。 

世の中、動いているんですから」とその 

米国人記者がこう言う。  


 「ただしそれを分かりやすく国会にも 

国民にも説明して納得をしてもらわない 

といけないですね。だって安倍さんは 

昨年春までは、北のミサイル発射を

『国難』と言って小学校の子どもたちに

避難訓練までさせたのに、先日また何やら

『飛翔体』が飛んでもダンマリで、『対話

が大事だ』 というのでは、金委員長のみ

ならず我々も みなキョトンとしてしまい

ます」  


 確かに、対ロ交渉でもまず「固有の領土」

 「ソ連軍による不法占拠」などの決まり 

文句を次々に引っ込めて、「北方4島」 

と呼ぶのもやめて「2島プラスアルファ」 

だとかの“言葉遊び”に走り、プーチンも 

我々もキョトンとさせられた。 


 これが「外交上手」が自慢のはずの安倍 

の失敗の本質である。 


 【転載終了】 

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 ネットでは、首相のことを精神分裂症と 

懸念する言葉が見受けれましたね。 


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時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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