ファーウェイ、世界市場から姿消す可能性も・・・
ロイター通信
【転載開始】
■ファーウェイ、世界市場から姿消す可能性も
米措置で出荷急減 5/25(土) 配信
[香港/上海 24日 ロイター] -
トランプ米政権が事実上の輸出禁止
規制を導入した中国の通信機器大手、
華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]
について、アナリストの間で今年の
出荷は最大24%減少し、将来的に
同社のスマホが世界市場から姿を消す
可能性があるとの見方が出ている。
米中通商摩擦が高まる中、米政権は
今月15日、ファーウェイが米政府の
許可なく米国の重要な技術を購入する
ことを禁止するとともに、国家安全保障
を理由に米国の通信ネットワークから
同社の製品を事実上排除する措置を発表。
措置は米国の技術もしくは材料を少なく
とも25%利用している製品とサービス
に適用されるため、米国以外の企業も
影響を受ける可能性があり、これまでに
米アルファベット<GOOGL.O>傘下の
グーグルのほか、ソフトバンクグループ
の英半導体設計会社アームがファーウェイ
向け供給、および製品アップデートを停止
すると明らかにしている。
ファーウェイは現在、数量ベースで
世界第2位のスマホメーカー。
フボン・リサーチ・アンド・ストラテジー
・アナリティクスによると、米政府が規制
を解除しなければ、同社のスマホ 出荷は
2019年は4─24%減少する 可能性が
ある。
ストラテジー・アナリティクスの
スマホ担当ディレクター、リンダ・スイ氏
は、20年の出荷は23%減少すると予想。
「ファーウェイが米グーグルへのアクセス
を失えば、同社のスマホは20年に欧米から
姿を消す可能性がある」と述べた。
ただ中国市場の規模を踏まえると、
ファーウェイが破綻することはないとの見方
を示した。
フボン・リサーチは従来、ファーウェイの
19年のスマホ出荷台数は2億5800万台
になると予想していたが、現在は最悪のケース
で2億台にとどまるとの見方を示している。
実際、価格比較サイトのプライススパイに
よると、米政府が事実上の輸出禁止規制を
発表してからファーウェイの機器に対する
クリック数は減少している。
IDCによると、ファーウェイの世界
シェアは約30%。
18年の出荷台数は2億0800万台で、
このうち半分が中国外での出荷だった。
同社は欧州を上位機種の重要市場として
位置付けている。
ファーウェイはこれまでも、自給自足
を可能にするための技術を開発している
と表明。
ただ、必要な主要部品や知的財産権は
米国を避けて通れないため、ファーウェイ
のこうした主張には疑問が出ている。
上海のコンサルタント会社、
イントラリンクの半導体産業専門家、
スチュワート・ランダル氏は、ファーウェイは
最終的には数千人規模の 従業員を解雇する必要
に迫られ、
「いつかは世界市場から姿を消す」との見方
を示した。
アナリストは、ファーウェイ製スマホ
の潜在顧客が上位機種では韓国サムスン 電子
<005930.KS>や米アップル<AAPL.O>、
中位機種では中国のOPPO(オッポ)や
VIVO(ビボ)に乗り換える可能性があると
予想。
IDCの世界スマホ市場調査担当、
ブライアン・マー氏は、
「ファーウェイは競合社が獲得できる市場
シェアを残すことになるが、欧州などでの
強みを踏まえるとサムスンが最も恩恵を受け
る可能性がある」と述べた。
このほか、ジェフリーズのアナリスト、
エジソン・リー氏は、ファーウェイに対する
事実上の輸出禁止規則で中国の次世代通信規格
「5G」ネットワーク構築が遅れる可能性がある
との見方を示した。
【転載終了】
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スマホケースや5G通信で遅れて
いる日本がかなり影響を受ける可能性
があるのでは?
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