解散日程の“怪メール”流出で永田町右往左往・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■誰がどうして?
解散日程の“怪メール”流出で永田町右往左往
公開日:2019/05/25
国会会期末まで1カ月。
国会が閉じればすぐ参院選の
はずだが、まだ投開票日が
決まらない。
会期延長はあるのか。
安倍首相が衆院を解散して
衆参同日選に踏み切るのか
どうか。 終盤国会で政界の関心
は その一点に集中している。
◇ ◇ ◇
永田町では一通の“怪メール” が
話題になっている。
6月19日に予定されている
約1年ぶりの党首討論から解散
までの日程を記した出所不明の
メールが数日前から出回って
いるのだ。
「与党の国対から流出したと
いう触れ込みのメールが同僚
議員から回ってきた。あまりに
具体的で、説得力のあるスケ
ジュール感なので、本物かと
思って国対に確認したところ、
怪メールが出回っていることは
承知しているが、国対の正式な
文書ではないとのことでした」
(自民党衆院議員)
メールに書かれているのは、
こんな解散日程だ。
<6月19日(水)党首討論で
総理が消費税増税について懸念
を表明。日銀短観などを見るため
に今国会の会期延長を表明 ↓
会期末(6月26日・水)に
会期を7月5日(金)まで延長
することを決定
↓ 6月28日(金)、
29日(土) G20大阪
↓ 7月1日(月)日銀短観発表
↓ 総理が消費税増税延期と衆議院
解散を表明
↓ 7月5日(金)衆議院解散
↓ 8月4日(日)衆参同日選
(公示:衆7月23日(火)、
参7月18日(木))>
やはり安倍首相は消費増税の
延期を「大義」にして、衆院を
解散するつもりなのか。
怪メールを見た衆院議員が浮足
立つのも無理はない。
24日の衆院厚労委で、10月
に予定されている消費税10%
への引き上げについて質問された
安倍首相は
「リーマン・ショック級の出来事
が起こらない限り、引き上げる
予定に変わりはない」という従来
の答弁を繰り返した。
これまでと違うのは、増税の延期で
「必ずしも国民の信を問うことは
考えていない」と言ったことだ。
もっとも、増税を見送った場合の
衆院解散について聞かれると、
「基本的には信を問うことは考えて
いないが、状況によるので一概には
答えられない」とニヤニヤしながら
答え、含みを持たせた。
「解散があるかもしれないと思わ
せることで、求心力を保つことが
できる。だから、解散日程の怪
メールは首相周辺が忖度して流した
ブラフだとみられています。最近、
安倍首相は派閥のパーティーなど
で『12年前の参院選で負けたこと
を片時も忘れたことがない』と何度
も言っていますが、今夏の参院選
では野党を完膚なきまでに叩きのめ
して、12年前の恨みを晴らそうと
している。そのために、あの手この手
で党内の引き締めを図っているのだ
と思います」
(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
ブラフだからと油断することなく、
野党は一刻も早く選挙態勢を整える
べきだ。
【転載終了】
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怪メールというのは、国政、地方に
関わらず、ほぼ、保守系が流していま
すよね。
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