こんなに怖い、米中貿易摩擦の日本への影響!
ニッポン放送
【転載開始】
こんなに怖い、米中貿易摩擦の日本への影響
■制裁「第4弾」が発動されるとアメリカの
物価が上昇して経済が失速する
アメリカは中国の通信機器最大手
ファーウェイとアメリカの企業の
取引を原則禁止する措置を発動しま
した。
中国に対する制裁関税は去年の
7、8、9月に第1、2、3弾とやり
ました。
去年(2018年)の9月にやったのは
日用品や家具、家電製品と、中国
以外から買うと困るものに関税を
課して10%に抑えていました。
ところが、これを今月(5月)、
25%に引き上げることを決め、
さらに残りの33兆円分の中国から
輸入するほぼすべての商品に25%
の関税をかけるということを言って
います。
そして、第4弾が発動されると
関税がパソコンやスマートフォン
にもかかるわけです。
アメリカで使われているパソコン
やスマートフォンの8割が中国製
なので、物価が上がって大変な
ことになります。
例えばiPhoneだと、2万円ほど
値段が上がるのではないかと言わ
れています。
iPhoneは組み立てが中国で行われ
ているからです。
多くのエコノミストが、貿易交渉
を有利に行うためのトランプ大統領
の脅しだと言っているのですが、
本当に実行してしまうのがトランプ
大統領です。
第4弾が発動されれば、物価が上昇
してアメリカ経済は失速すると思い
ます。
中国経済の痛手はもっと大きいで
しょう。
■トランプ大統領の怒りと中国の強み
アメリカが言っているのは、表向き
は、「中国はパクリをやめろ」と言う
ことです。
もうパクる必要がないから降りるかと
思っていたのですが、中国の専門家に
よると「中国は第5世代通信や人工知能、
宇宙開発という先端分野から全面撤退
しろ。中国は家電製品などを労働集約
的に組み立てればいい」というものが
トランプ大統領の考えです。
第5世代通信という携帯電話の新しい
通信は、ファーウェイが世界最先端の
ところに来ていると言われる。
既にファーウェイの通信設備はアフリカ
やヨーロッパで主流になっています。
それがトランプ大統領の逆鱗に触れた
のです。
しかし中国に有利なのは、中国は国に
よって、自動運転のための車の実験も
できるし、個人データの集約もたやすく
できる。
さらに、GoogleやApple、Amazonは
それぞれ企業が研究開発していますが、
ファーウェイは国が全面バックアップ
しているのではないかと言われている
ところです。
■100%道連れになる日本
ではこの貿易摩擦が日本にどう影響
するのか。
日本が昨年1年間でファーウェイに
買ってもらったスマホの部品は
7300億円です。
iPhoneのディスプレイは、日本で
作って中国に輸出しています。
国内でもファーウェイの端末が発売
できるかどうかわからないとなると、
日本がファーウェイへ輸出している
部品はどうなるのか・・・。
日本も100%道連れになります。
■G20でするべき安倍総理の役割
今回のG20での安倍総理の役割は
大きいです。
トランプ大統領にはこれまでの
ように「言うことは何でも聞きます」
と持ち上げるだけではなく、
「ここは大統領、冷静になりましょう」
となだめることが必要です。
習近平主席も来日するので、
その間を取り持って、仲良くさせな
ければなりません。
今回の大阪サミットは世界の明暗を
決めることになるのです。
また、ここで失敗すると参院選にも
大きな影響を与えてしまいます。
ニッポン放送
【転載終了】
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G20での、安倍首相のリードオフマン
としての手腕が問われるということでしょうか。
何とか、まとめてほしいのもです。
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